
1章 企業が見落としている“認知構造の歪み”という本質的問題
企業が抱える問題は、多くの場合「解決すべき課題」ではなく、
その課題を生み出している“認知構造の歪み” だ。
現代の企業では、以下の課題が頻繁に挙げられる。
- 会議がまとまらない
- 若手がすぐ辞める
- 判断が遅い
- チームの空気が重い
- 感情的な衝突が多い
- 変化に弱い
- リーダーの負担が重い
- コミュニケーションが浅い
これらは“症状”であり、
本質的には 認知構造のズレによって起きている現象 にすぎない。
■ 認知構造とは何か?
認知構造とは
ものごとをどう捉え、どう判断し、どう行動するかを決めている“内的構造”のことだ。
人の認知構造は、以下の5つの要素でできている。
- 視野(視点の広さ・高さ)
- 感情(反応・抑圧・歪み)
- 判断(意思決定の癖)
- 思考(ロジック・パターン)
- 創造性(発想の柔軟性)
この5つが偏ったり固まると、
組織全体の振る舞いにも影響が出る。
■ オフィスでは“認知の偏り”に気付けない理由
オフィスでは、人は“同じ思考回路”を繰り返しやすい。
理由は3つある。
① 空間が発想を限定する
同じデスク、同じ照明、同じ空気は、
脳を“固定モード”にしてしまう。
すると、
- 視野が狭くなる
- 感情に余裕がなくなる
- 判断が硬直化する
- 発想が出なくなる
という悪循環が起きる。
② 関係性が“本音の発露”を阻害する
上下関係・評価制度・組織文化が強いほど、
メンバーの感情は抑圧される。
感情が抑え込まれると、
深層の問題(不満・不安・葛藤)が見えないまま蓄積し、
組織の認知構造が歪む。
③ 余白がないから“認知の再構築”ができない
日々のタスクに追われると、
人は“考える前に動く人間”になる。
認知構造の修正には、
余白・自然・対話 の3つが必須だが、
オフィスにはそれがない。
■ 認知構造の歪みが企業に与える影響
認知構造が歪むと、
企業は次のような形で問題を抱え始める。
- 感情的判断が増える
- 思い込みに基づく意思決定が多くなる
- 誤解・摩擦が増える
- チームの空気が悪化する
- 成長が止まる
- 新しい発想が出ない
- メンバーが疲弊する
- 若手が離脱しやすくなる
これは偶然起きたのではない。
認知構造が壊れているから起きている。
■ 認知構造は「環境が変わらなければ」絶対に変わらない
多くの企業が研修や座学で課題を解決しようとするが、
認知構造は座学では動かない。
必要なのは
“環境ショック”と“内省の連鎖反応”
である。
マグマリゾートは、
まさにそのために設計された場所だ。

2章 自然は“認知構造の再設計装置”である
自然環境は、組織の認知構造を整えるための
“最も効果の高い環境”である。
ただのリラックス効果ではない。
自然は、視野・感情・判断・創造性 のすべてを再構築する。
■ ① 湖は“視野の再構築”を促す
湖を目の前にすると、
脳は瞬時に“俯瞰モード”に切り替わる。
- 小さな悩みが小さく見える
- 物事を広い視点で見られる
- 冷静さが戻る
- 本質的な問いが浮かぶ
なぜか?
湖の“水平線”が脳に与える影響によって、
視野が広がる=思考が客観化される
からだ。
これにより、
“認知構造の中心”である視野が修正され始める。
■ ② 森は“感情の解放”を促す
森の光・風・匂いは、
脳の扁桃体を鎮静化させる。
感情が解放されると、
次のような変化が起こる。
- 抑圧されていた不安が言語化される
- 怒りや苛立ちが溶ける
- 心の緊張がほぐれる
- 人に優しくなれる
感情は認知構造の基盤であり、
ここが整うことで思考も判断も安定する。
■ ③ 焚火は“判断構造”を整える
焚火の炎の揺らぎは、
脳のアルファ波を増加させ、
内省を深める。
焚火を囲むと
普段は言えない本音が自然と出てくる。
- 「実は不安だった」
- 「本当はこう思っていた」
- 「言えないけど、ずっと受け止めていたこと」
これらは全て判断構造を歪める“感情の芯”であり、
焚火はそれを浮かび上がらせる。
■ ④ 温泉は“脳疲労の除去”を行う
脳疲労は認知構造を最も壊す。
温泉に入ると、
副交感神経が一気に優位になり、
脳が“再起動”状態に入る。
脳がリセットされることで、
- 判断力が戻る
- 視野が広がる
- 創造性が高まる
- 感情が整う
つまり温泉は
認知構造の回復装置である。
■ ⑤ アクティビティは“行動による認知データ収集”
SUP、カヤック、ハイキング、クラフト──
これらは遊びではない。
自然の中で身体を動かすと、
普段は出ない“生の行動データ”が現れる。
- 誰がリーダーシップをとるのか
- 誰が周りを支えるのか
- 誰が焦りやすいのか
- 誰が慎重か
- 誰が判断を急ぐのか
- 誰が協力的か
これらはまさに
認知構造を可視化するデータである。
自然は、
視野・感情・判断・創造性を構造レベルで再設計する唯一の環境
である。
そしてマグマリゾートは、
この構造変化を最大化するように設計されている。

3章 マグマリゾートは“認知構造の再設計”のためにつくられている
マグマリゾートが他の研修施設と違うのは、
環境すべてが“認知構造の変化”を前提に設計されている
という点だ。
■ ① 湖畔デッキは“視野を広げる場所”
湖畔デッキは視野を開き、
脳を“俯瞰モード”へと誘導する。
ここに座るだけで、
- 思考が落ち着く
- 冷静さが戻る
- 本質的な問題が見える
- 自分の状態がわかる
視野が広がると、
認知構造の中心が整い始める。
■ ② 森のワークスペースは“思考の柔軟化装置”
森の中では、
固まっていた思考が軽くなる。
- 固定観念がほどける
- 新しい視点が湧く
- 思考が柔軟になる
これは“創造性の根源”であり、
企業が長年求めながらも得られなかった変化だ。
■ ③ 焚火ラウンジは“本音が漏れる場所”
焚火を囲むと、
普段は絶対に出ない深い対話が生まれる。
- 悩み
- 不安
- 葛藤
- 本音
- 価値観
これらの言語化は、
認知構造の最深部にアクセスする行為である。
■ ④ 温泉は“脳と心の再起動装置”
温泉は、
脳疲労を取り除き、認知の透明度を上げる。
温泉に入ることで、
- 直感が鋭くなる
- 判断が正確になる
- 視野が広がる
- 感情が安定する
結果として、
認知構造がクリアな状態へ再構築される。
■ ⑤ 400のアクティビティは“認知データの宝庫”
アクティビティは、
メンバーの“認知構造の癖”を自然と露わにする。
- 思考パターン
- 判断パターン
- 行動パターン
- 感情の反応
- コミュニケーションの特徴
これらは全て“構造データ”であり、
マグマリゾートではそれらが自然に現れる。

4章 1日目──“個人の認知構造”が静かに再構築されていく日
マグマリゾートでの研修の最大の特徴は、
初日からいきなり議論やワークに入らないことだ。
まず行うのは、
自分の認知構造を静かに観察し、元の形に戻すプロセス
である。
この“自分の認知構造を理解する時間”なくして、
チームや組織の認知構造を変えることは絶対にできない。
■ 湖畔で迎える朝──視野が静かに広がる
初日の朝、全員が湖畔デッキに座る。
ここで行われるのは、
“何もしない時間”だ。
- 話さない
- スマホを見ない
- 考え込まない
- 課題を出さない
ただ湖を前にして座る。
すると脳は、強制的に“俯瞰モード”に切り替わる。
- これまでの悩みが相対化される
- 焦りが薄れる
- 感情が整う
- 判断が落ち着く
視野が広がると、
認知構造の中心である“視点の高さ”が修復される。
■ 内観ジャーナリング──感情の奥にある“判断の癖”に気づく
湖畔の静けさに身を置くと、
自然とノートに手が伸びる。
書き出されるのは、
普段意識すらしていなかった内側の情報。
- なぜあの時は焦ったのか
- なぜあの言葉に傷ついたのか
- なぜ同じミスを繰り返すのか
- どんな価値観が判断を歪めているのか
ジャーナリングは、
感情 → 判断 → 行動の因果関係
を可視化する。
この気づきが、“認知構造の再設計”の第一歩となる。
■ 森のメタ認知ウォーク──思考と感情のズレを解消する
湖畔で内省した後は、森の中をゆっくり歩く。
森の中を歩くと、脳は自然と
“思考の整理モード”に入る。
歩きながら人は、自分の内側で起きていた
思考と感情のズレ
に気づき始める。
- 「実は怒っていなかった」
- 「本当は不安だった」
- 「期待されていることを読み違えていた」
歩くという単純な行為が、
認知の絡まった部分をほぐし、整えてくれる。
■ 夜の焚火──深層にある“認知の根”が露わになる
焚火を囲む時間は、初日のクライマックスだ。
焚火の炎は、脳を深い内省状態へ導く。
すると本音が自然と漏れ出してくる。
- 「本当はこう思っていた」
- 「ずっと我慢していた」
- 「言えなかったけど、つらかった」
- 「ここに来てやっと気づけた」
これらは個人の認知構造を歪ませていた
“感情の芯”である。
焚火はそれを浮き上がらせ、
その夜、参加者は自分の認知構造が
静かに書き換わっていくのを実感する。

5章 2日目──“チーム全体の認知構造”が見える日
2日目は、初日の個人の気づきを基に、
個人 → チーム という認知構造の拡張が起こる日だ。
ここでチームは、自分たちが
“どんな認知構造で動いていたのか”
を初めて理解する。
■ 朝の湖畔──チームの構造を俯瞰する時間
再び湖畔に集まり、
次はチームの状態を書き出していく。
- チームの強み
- 弱み
- 意思決定の癖
- 衝突しやすいポイント
- 感情の偏り
- 役割の偏り
- 認知の歪み
- 共有されていない価値観
普段の会議では絶対に出てこないテーマが、
自然の中ではすんなり言語化されていく。
■ 森のワークスペース──“認知構造マップ”をつくる
森の中のワークスペースへ移動すると、
チームは次の大仕事に取りかかる。
認知構造マップづくり だ。
そこでは、以下のような項目を可視化する。
- リーダーシップの構造
- 情報伝達の流れ
- 判断のスピード
- 感情のぶつかりやすい場面
- 思考パターンの偏り
- 暗黙のルール
- チーム内の孤立点
- 価値観の断層
- 協力しやすい組み合わせ
- 逆に衝突しやすい組み合わせ
これらはすべて
チームの認知構造そのものである。
通常は数ヶ月〜数年かけても見えないが、
自然の中では たった数時間で可視化できる。
■ アクティビティ──“行動分析”で見えるリアルな認知構造
マグマリゾートは400以上のアクティビティを持つ。
これは、認知構造を見るための“データ収集装置”でもある。
たとえばSUPをすると、
次のような行動が明確に出る。
- 誰がリーダー役になるか
- 誰が安全を最優先するか
- 誰が攻める判断をするか
- 誰が仲間を助けるか
- 誰が焦りやすいか
- 誰が落ち着いて全体を見るか
これらはすべて
チームの認知構造の生データである。
アクティビティ中の行動は嘘をつけない。
そこで初めて、
組織が本当に持っていた深層の構造が明らかになる。
■ 夜の焚火──“認知構造の統合”
2日目の夜。
焚火を囲んで語られるのは、
初めて対話されるチームの深い構造の話だ。
- 「こういうときに私たちは判断が遅れるよね」
- 「この場面で焦る人が多いよね」
- 「実はこの価値観のズレが衝突の原因だった」
- 「あの時の空気は、あの人の不安から来ていた」
これらは、認知構造の“最終統合”のプロセスである。
この夜を境にチームは、
以前のチームとは全く違うチームへ進化する。

6章 認知構造が整った組織が手にする“未来の組織力”
マグマリゾートで認知構造を再設計した組織は、
翌日から目に見えて変化する。
■ ① 認知の透明度が上がり、意思決定が速くなる
認知構造が整うと、
次のような変化が起きる。
- 感情に揺れない
- 判断が研ぎ澄まされる
- 本質が見える
- 優先度が自然と整理される
意思決定のスピードは、
数字以上の価値を企業に与える。
■ ② チームの空気が圧倒的に軽くなる
深層の構造が整うと、
チームの空気は驚くほど軽くなる。
- 遠慮が減る
- 誤解が減る
- 衝突が減る
- 本音が増える
- 協力が増える
空気は組織の“見えないインフラ”であり、
これを改善することの価値は計り知れない。
■ ③ 若手の離職が激減する
若手は
“組織の認知構造の歪み”に最も敏感だ。
認知構造が整った組織は、
若者にとって安心で、理解しやすく、居心地がいい。
これにより
離職率は劇的に下がる。
■ ④ リーダーの負担が激減する
認知構造が整うと、
リーダーがすべてを背負う必要がなくなる。
メンバーが自立し、
自分で判断し、
互いを理解しながら動けるようになるからだ。
■ ⑤ 組織が“しなやかに強い”状態になる
認知構造とは、
組織の“内部OS”のようなものだ。
OSが整えば、
どんなアプリ(課題・プロジェクト)も
軽く動く。
マグマリゾートは、
企業のOSをアップデートする場所である。