役員の野性を解き放て。マグマ役員合宿

「常務、その判断のエビデンスは?」 「他社の事例はあるのか?」 「失敗したら誰が責任を取るんだ?」

重厚な会議室の扉の向こうで、繰り返されるのは「正解探し」の議論ばかり。 かつては現場で汗をかき、直感と行動力で修羅場をくぐり抜けてきた猛者たちが、役員という肩書きを手に入れた途端、守りに入り、評論家になってしまう。 これは、多くの大企業が陥る「大企業病」の正体です。

市場の変化が激しいVUCAの時代、過去のデータや論理的根拠(エビデンス)だけに頼っていては、イノベーションなど生まれるはずがありません。 今、経営幹部に求められているのは、不確実な霧の中を突き進むための「野生の勘(直感)」と、理屈を超えて組織を牽引する「圧倒的な熱量」です。

しかし、空調の効いた快適なオフィスで、数字の管理ばかりしていては、その野生は退化する一方です。 眠ってしまった本能を呼び覚ますには、強烈なショック療法が必要です。

マグマリゾート。 活火山の脈動、原生林の香り、予測不能な風。 ここは、人間がコントロールできない大自然のエネルギーが渦巻く場所です。 この圧倒的な「非日常」に身を置くことで、役員たちは「会社の偉い人」という鎧を脱ぎ捨て、一人の「挑戦者」へと回帰します。

論理(ロジック)から感性(センス)へ。 管理(マネジメント)から革新(イノベーション)へ。

本記事では、飼い慣らされた経営幹部たちを、荒野を駆ける狼のような「戦う集団」へと変貌させる、マグマリゾート流・役員合宿の全貌を、4000文字超の熱量で描き出します。

第1章:アンラーニング。成功体験という「足枷」を外す

過去の栄光が邪魔をする

役員になるような人物は、必ず過去に大きな成功体験を持っています。 「あの時はこうやって上手くいった」「俺の若い頃は…」。 しかし、その成功法則こそが、変化の激しい現代においては致命的なバイアス(偏見)となり、新しい挑戦を阻害する要因になります。 新しい知識を入れる(ラーニング)前に、古くなった思考回路を捨てる(アンラーニング)作業が必要です。

マグマ・リセット

合宿の初日、役員たちはリゾートに到着すると、まず象徴的な儀式を行います。 スーツを脱ぎ、ネクタイを外し、スマホを預ける。 そして、動きやすいアウトドアウェアに着替え、森の中へと入っていきます。

そこには、秘書もいなければ、部下もいません。 自分の荷物は自分で持つ。 道なき道を歩き、息を切らす。

「社長、足元気をつけてくださいよ」 「お前こそ、息が上がってるぞ」

大自然の前では、社会的地位など何の意味も持ちません。 ただの無力な一人の人間であることを突きつけられます。 この「ちっぽけな自分」を自覚することが、肥大化したエゴを削ぎ落とし、謙虚さを取り戻す第一歩です。

「俺たちは、何者でもない」。 ゼロベースになった心に初めて、新しい時代の風が吹き込みます。 過去の成功体験という重たい鎧を脱ぎ捨てた彼らの目は、少年のような好奇心を取り戻し始めます。

第2章:感性の同期。言葉の定義論争を終わらせる

「言葉」が通じないもどかしさ

「イノベーションが必要だ」「DXを推進しよう」。 役員会でスローガンを掲げても、それぞれの頭の中にあるイメージはバラバラです。 COOは「業務効率化」を思い浮かべ、CTOは「最新技術の導入」を考え、CFOは「コスト削減」を計算している。 言葉の定義をすり合わせるだけで、膨大な時間が浪費されます。 本当に必要なのは、言葉(ロゴス)の統一ではなく、感覚(パトス)の共有です。

五感のシンクロナイゼーション

マグマリゾートでは、会議室に籠もる前に、五感を使ったワークショップを行います。 例えば、「ブラインド・テイスティング」。 目隠しをして、地元の食材を味わい、その味を表現し合う。

「これは…土の香りがするな」 「いや、もっと野性味がある酸味だ」

視覚情報(先入観)を遮断し、味覚と嗅覚だけに集中する。 すると、普段は使わない脳の部位が活性化し、感性が研ぎ澄まされます。 「同じものを食べて、同じように感じる」という身体的な同期体験。

あるいは、「サウンドスケープ(音の風景)探索」。 森の中で耳を澄まし、聞こえた音を共有する。 「風の音が、時代の変化の音に聞こえた」 「鳥の声が、顧客の声のように思えた」

理屈ではなく、感覚で世界を捉え直す。 このプロセスを経ることで、役員たちの間に「阿吽の呼吸」が生まれます。 「言葉にしなくても分かる」「あいつの言いたいことは感覚的に理解できる」。 この非言語的な信頼関係こそが、迅速な意思決定の土台となります。

第3章:直感の復権。情報過多な脳を「野生化」させる

データ分析の罠

「調査データを持ってこい」「リスクを洗い出せ」。 役員会資料は分厚くなる一方です。 しかし、全てのデータが出揃うのを待っていたら、チャンスは逃げていきます。 Amazonのジェフ・ベゾスが言うように、情報は7割で十分です。 残りの3割を埋めるのは、リーダーの「直感」と「覚悟」です。 しかし、現代の役員は情報に溺れ、自分の直感を信じる力を失っています。

ソロ・ビジョン・クエスト

直感を取り戻すためのプログラム、それが「森の独り歩き」です。 地図を持たず、時計も見ず、気の向くままに森を歩く。 分かれ道に来たら、理由なく「こっちだ」と思う方へ進む。

「こっちの道の方が歩きやすそうだから(論理)」ではなく、「なんとなく光が見えたから(直感)」で選ぶ。 この訓練を繰り返します。

静寂の中で、内なる声に耳を澄ませる。 「俺は、本当はどうしたいんだ?」 「会社をどうしたいんだ?」

損得勘定やしがらみを排除した、純粋な意志。 それが「直感」の正体です。 森から戻ってきた役員たちの顔つきは、迷いが消え、憑き物が落ちたようにスッキリとしています。 「理屈は後で考えればいい。まずはこっちへ行くぞ」。 その力強い決断は、膨大なデータを分析したAIにも出せない、人間ならではのリーダーシップです。

第4章:聖なるコンフリクト。雨降って地固まる「本音の喧嘩」

「和」を尊びすぎる日本人

日本の役員会では、「波風を立てない」ことが美徳とされがちです。 反対意見があっても飲み込み、根回しで決まったシャンシャン総会。 しかし、全会一致の戦略ほど危ういものはありません。 誰もリスクを見ていないか、誰も本気で考えていないかのどちらかだからです。 健全な対立(コンフリクト)のない組織は、ゆっくりと死んでいきます。

ボンファイア・ディベート

夜、マグマリゾートの焚き火エリア。 ここでは、昼間の会議室では言えなかった本音をぶつけ合います。 アルコールも少し入り、リラックスした状態で、しかし真剣に。

「専務、あなたの部門の縦割り意識が、全社の足を引っ張っているんですよ!」 「何を言うか。お前のところの営業こそ、現場を無視してるじゃないか!」

炎の前では、建前は燃え尽きます。 激しい言葉が飛び交うこともあります。 しかし、それは相手を憎んでいるからではありません。 会社を良くしたいという情熱が、違う形でぶつかり合っているだけです。

「お互い、会社が好きすぎるんだな」 最後には、そんな苦笑いと共に握手が交わされます。 本音で喧嘩できる相手がいることの幸福。 「あいつは俺の敵じゃない、最強の壁打ち相手だ」。 この認識の変化が、役員チームを「仲良しクラブ」から「背中を預け合える戦友」へと進化させます。

第5章:未来への誓い。朝日の中で刻む「コミットメント」

「決定」と「決断」の違い

「決定」は、条件が揃えば誰でもできます。 しかし、「決断」は、不確実な未来に対して、責任を負う覚悟を決めることです。 役員合宿のゴールは、綺麗な戦略プランを作ることではありません。 その戦略を、何があってもやり抜くという「腹決め」をすることです。

サンライズ・コミットメント

合宿の最終日、夜明け前。 役員たちは早起きし、マグマリゾートで最も見晴らしの良い丘へと登ります。 冷たい風が頬を打ち、身が引き締まります。

そして、東の空から太陽が昇る瞬間。 圧倒的な光エネルギーを浴びながら、一人ずつ「誓い(コミットメント)」を宣言します。

「私は、この新規事業を3年以内に黒字化させる。できなければ辞表を出す覚悟だ」 「俺は、組織風土を抜本的に変える。嫌われ役になることを恐れない」

言葉は言霊(ことだま)となり、空へと吸い込まれていきます。 隣にいる仲間たちが、その誓いの証人です。

「聞いたぞ。頼んだぞ」 「お前が倒れそうになったら、俺が支える」

紙に書かれた議事録よりも、はるかに重く、尊い契約。 この瞬間、彼らの魂には消えない火が灯ります。 どんな困難が待ち受けていようとも、この朝日の光景を思い出せば、彼らは何度でも立ち上がれるでしょう。

まとめ:役員が変われば、会社は変わる

組織の文化は、トップの後ろ姿で作られます。 役員たちが、会議室で退屈そうに数字をいじっていれば、社員もまた、退屈そうに仕事をこなすだけでしょう。

しかし、役員たちが目を輝かせ、直感を信じ、本音で議論し、命がけで挑戦している姿を見せればどうでしょうか。 その熱狂は、必ず現場へと伝播します。

「うちの役員たち、最近なんだか楽しそうだぞ」 「あの人たちが本気なら、私たちもやってみようか」

マグマリゾートでの合宿は、役員個人の意識変革にとどまらず、組織全体を揺り動かす震源地となります。

理性で考え、野性で動く。 そんなハイブリッドな最強の経営チームを、ここで作りませんか。

大自然は、いつでも挑戦者たちを待っています。 皆様の覚醒の瞬間を、ここマグマリゾートで。

家族旅行が待っています

この話はいかがでしたか?ぜひご家族と一緒に体験しに来てください。

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