迷走を断つ。マグマ方針策定合宿

「今年の方針、どうもしっくりこないな…」 「言葉は立派だが、現場が動くイメージが湧かない」

事業年度の変わり目や、四半期の初め。 多くの企業で行われる「方針策定会議」。 ホワイトボードには「生産性向上」「顧客満足度の最大化」「シナジーの創出」といった、耳障りの良い言葉が並びます。 しかし、参加者の胸の内には、晴れない霧がかかっていることが多いのではないでしょうか。

「で、具体的に何を捨てて、何に集中するんだ?」

方針とは、単なるスローガンではありません。 リソース(人・モノ・金・時間)の配分を決める、冷徹な「選択と集中」の宣言です。 しかし、オフィスの会議室で、しがらみや忖度(そんたく)に囲まれた状態では、誰も「捨てる痛み」を伴う決断ができません。 結果として、あれもこれもやる「総花的な方針」ができあがり、現場は疲弊し、成果は分散してしまいます。

迷走を断ち切り、鋭利な刃(やいば)のような方針を打ち立てるには、思考の環境を劇的に変える必要があります。

マグマリゾート。 活火山のエネルギー、原生林の静寂、そしてデジタルから隔絶された没入空間。 ここは、ノイズを削ぎ落とし、組織が進むべき「真北(トゥルー・ノース)」を見つけ出すための羅針盤です。

足し算ではなく、引き算の思考へ。 作文ではなく、決断へ。

本記事では、形骸化した方針策定を、組織の突破力を生み出す「魂の合意形成」へと変える、マグマリゾート流・方針策定合宿の全貌を、4000文字超の熱量で描き出します。

第1章:問いの再設定。HowではなくWhyに立ち返る

手段の議論で終わっていませんか

「売上を上げるために、広告費を増やそう」「営業件数を増やそう」。 会議室での議論は、どうしても目先の「手段(How)」に終始しがちです。 しかし、環境が激変している今、既存のやり方の延長線上に正解はありません。 方針策定で最も重要なのは、「そもそも、なぜ我々はここにいるのか(Why)」「どこへ向かいたいのか(Where)」という、根本的な問いの再設定(リフレーミング)です。

マウンテン・パースペクティブ

マグマリゾートでは、物理的に「高い場所」から議論を始めます。 見晴らしの良い丘やテラスで、遠くの地平線を眺めながら問いかけます。

「もし、今の事業が全てなくなったとしたら、我々は何を創るか?」 「100年後の人々に、どんな会社だったと記憶されたいか?」

天井の低い会議室では恥ずかしくて言えないような、青臭く壮大な問い。 しかし、圧倒的な大自然の前では、それこそが「リアル」な問いとして響きます。

「細かい数字の話は後回しだ。まずは方角を決めよう」 視界が開けることで、視座が高まります。 目先の競合他社の動きや、前年比の数字といった「ノイズ」が消え去り、自分たちが本当に成し遂げたい「目的」の輪郭が浮かび上がってきます。 正しい方針は、正しい問いからしか生まれません。 この場所が、思考のスタートラインを強制的に引き上げてくれるのです。

第2章:捨てる勇気。サンクコスト・バイアスを焼き尽くす

「やめる」ことの難しさ

方針策定において最も難しいのは、「新しいことを始める」ことではなく、「今までやってきたことをやめる」ことです。 「せっかくここまで投資したのに(サンクコスト)」。 「現場が反発するかもしれない」。 過去の経緯や社内政治が邪魔をして、不採算事業や効果の薄い施策を温存してしまう。 これが、組織のスピードを殺す最大の要因です。

ボンファイア・アンラーニング

夜、マグマリゾートの焚き火エリア。 ここでは、象徴的な「手放す儀式」を行います。

紙に、現在抱えている課題や、形骸化しているルール、しがみついている成功体験を書き出します。 そして、それを火に投じる。

「過去の栄光は、もう忘れる」 「意味のない定例会議は、廃止する」

炎が紙を飲み込み、灰にしていく様子を見つめる。 この物理的なアクションが、脳に強力な「決別」のシグナルを送ります。

「ああ、燃えちゃったな。もう戻れないな」 その瞬間に感じるのは、喪失感ではなく、圧倒的な解放感です。

荷物を捨てて、身軽になること。 空白を作ることで、初めて新しい戦略が入る余地が生まれます。 「何をしないか(Not to do)」を決めることこそが、戦略の本質です。 焚き火の熱が、優柔不断な心に「決断」の火を灯します。

第3章:混沌の受容。カオスの中から結晶化させる

綺麗にまとめようとするな

会議室では、ホワイトボードに綺麗に板書し、議事録に残せるような「整った結論」を急ぎがちです。 しかし、イノベーションの種は、整然とした論理の中にはありません。 一見、矛盾していたり、非合理的だったりする「カオス(混沌)」の中にこそ、ブレイクスルーのヒントが隠されています。 早急な収束は、可能性の芽を摘んでしまいます。

フォレスト・ワンダリング

マグマリゾートでは、議論が行き詰まったら、あえて「散会」します。 「1時間、森の中を一人で歩いてきてください」。

思考を整理しようとせず、モヤモヤしたまま歩く。 足裏の感覚、風の音、木々の香り。 五感を刺激しながら、脳のバックグラウンド処理(デフォルト・モード・ネットワーク)に任せる。

すると、ふとした瞬間にバラバラだった要素が繋がります。 「A案とB案は対立しているようで、実は根っこは同じじゃないか?」 「顧客が本当に求めていたのは、機能ではなく『安心』だったんだ!」

論理(ロジック)ではなく、直感(インサイト)による統合。 森から戻ってきたメンバーの顔は、憑き物が落ちたように晴れやかです。 「これだ!」という確信(結晶化)を持ち寄り、再びテーブルに着く。 そこから生まれる方針は、妥協の産物ではなく、全員が腹落ちした「第三の案」となります。

第4章:物語への翻訳。数字を「情熱」に変換する

伝わらない方針書

「今期の方針:売上高○○億、利益率○○%」。 パワポで美しく作られた資料。 しかし、それを聞いた社員の心は動くでしょうか? 「また数字か」「上の人が決めたことだ」。 感情の乗っていない方針は、現場に届く前に空中で霧散します。 人を動かすのは、ロジックではなく「物語(ナラティブ)」です。

ナラティブ・メイキング

合宿の後半戦は、決定した骨子を「語れる物語」にするワークショップです。 ホワイトボードの代わりに、スケッチブックや模造紙を使います。

「この方針を実行した先には、どんな未来が待っているのか?」 「主人公(社員・顧客)は、どんな笑顔になっているか?」

数字を情熱に変換する作業です。 「売上10億」ではなく、「10万人の生活を変える冒険」と言い換える。 「効率化」ではなく、「クリエイティブな時間を奪還する戦い」と定義する。

参加者全員で、その物語を肉付けしていきます。 「じゃあ、キャッチコピーはこれだね」 「ポスターのビジュアルはこんな感じかな」

完成した物語は、単なる業務命令ではありません。 社員一人ひとりが主人公として参加したくなる「壮大なドラマ」の台本です。 「この物語を、早くみんなに伝えたい」。 リーダーたちがそう思えたなら、その方針策定は成功です。

第5章:覚悟の刻印。朝日の中で結ぶ「血の契約」

合意ではなく、共犯関係

どんなに素晴らしい方針ができても、実行されなければただの紙切れです。 実行の段階では、必ず困難や障害が立ちはだかります。 その時、「誰かが決めた方針だから」と逃げるのか、「私たちが決めたことだから」と踏ん張れるか。 必要なのは、表面的な合意ではなく、運命を共にする「共犯関係」のような強い結束です。

サンライズ・パクト(協定)

最終日の早朝。 マグマリゾートの丘から、神々しい朝日が昇ります。 その光の中で、完成した方針書(あるいは物語の書)を囲み、全員で誓いを立てます。

「私は、この方針の責任者として、最後の最後まで逃げない」 「俺は、現場の最前線でこの旗を振り続ける」

一人ひとりが、自分の言葉で「覚悟(コミットメント)」を宣言する。 そして、固い握手を交わす。

大自然の証人の前で交わした約束は、法的拘束力よりも強い拘束力を持ちます。 それは、自分自身のプライドと、仲間への信頼に基づいた約束だからです。

「よし、やろう」。 その一言に込められた熱量は、オフィスでの会議とは比べ物になりません。 この瞬間、方針書には魂が宿り、生きた羅針盤として組織を導き始めます。

まとめ:方針とは、未来への意志である

未来は予測するものではなく、意志を持って創り出すものです。 その意志の結晶が「方針」です。

妥協や忖度で薄められた方針では、荒波を乗り越えることはできません。 不純物を焼き尽くし、純度100%の意志を抽出する。

そのための場所が、マグマリゾートです。

日常を断ち切り、五感を研ぎ澄まし、本音でぶつかり合う。 その高熱のプロセスを経て鍛え上げられた方針は、決して折れない剣となります。

「今年の方針は、何かが違う」 「会社の本気を感じる」

社員からそんな声が聞こえてくる未来を、ここで作りませんか。

迷走を断ち、直進する組織へ。 皆様の決断の旅を、全力でサポートいたします。 心より、お待ちしております。

家族旅行が待っています

この話はいかがでしたか?ぜひご家族と一緒に体験しに来てください。

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