内定辞退をゼロに。マグマ内定者合宿

「本当にこの会社でいいのだろうか」 「入社までに、同期とうまくやっていけるだろうか」 「社会人になるのが怖い」

10月の内定式を終え、4月の入社式までの半年間。 人事担当者にとっては「内定者フォロー」という名の、長い長い戦いが始まります。 しかし、懇親会を開いても、定期的にメールを送っても、内定者たちの心の奥底にある不安(いわゆる内定ブルー)を完全に拭い去ることはできません。

表面上は笑顔で「はい、楽しみです!」と答える彼ら。 しかし、その裏で静かに進行するモチベーションの低下や、最悪の場合の「内定辞退」。 これは、オンラインでの面接が主流となり、会社の「リアルな空気」や「人の体温」に触れる機会が減った現代において、深刻な課題となっています。

内定者に必要なのは、豪華なディナーでも、丁寧な会社説明でもありません。 この会社を選んだことが間違いではなかったと確信できる、「強烈な原体験」です。

マグマリゾート。 活火山のエネルギー、手つかずの大自然。 ここは、不安に揺れる若者たちの心を、希望と確信へと変えるための「通過儀礼(イニシエーション)」の場です。

「この仲間となら、やっていける」 「この会社で働く自分が、楽しみで仕方がない」

入社前からエンゲージメントを最高潮に高め、4月1日を「不安な日」から「待ち遠しい日」へと変える。 それが、マグマリゾート流・内定者合宿の真髄です。

本記事では、内定辞退を食い止め、即戦力としてのマインドセットを醸成する、次世代型内定者研修の全貌を、4000文字超のボリュームで解説します。

第1章:仮面の解除。「選考される側」からの脱却

まだ「面接」は続いている?

内定を得た後も、彼らは無意識に「評価されている」と感じています。 だから、人事や同期の前でも「良い子」を演じ、本音を隠し、優等生的な振る舞いに終始します。 この「よそよそしさ」が、心理的な壁となり、組織への愛着(帰属意識)が育つのを阻害します。 本音で語り合える関係を作るには、まず「選考モード」を強制終了させ、「素の自分」を出しても安全な場所であることを示す必要があります。

マグマ・アイスブレイク

リゾートに到着した瞬間、彼らを出迎えるのは、スーツを着た人事担当者ではなく、アウトドアウェアに着替えた「先輩」たちです。 「今日は面接じゃない。無礼講だ!」。 その一言と、開放的な大自然が、彼らの緊張を解きほぐします。

最初に行うのは、身体を使ったチームビルディング。 例えば、森の中に隠されたミッションを探し出す「フォレスト・トレジャーハント」。 地図を片手に、道なき道を進む。

「あっちじゃない?」「いや、こっちだよ!」 夢中になって走り回るうちに、敬語が外れ、笑顔がこぼれます。 泥だらけになってゴールした時、そこにはもう「内定者」という緊張した顔はありません。 一人の若者としての、生き生きとした表情があります。 「ここでは、失敗しても評価下がらないんだ」。 その安心感が、彼らの心の扉を開きます。

第2章:お客様気分の払拭。サービスを受ける側から「創る側」へ

学生と社会人の決定的違い

学生はお金を払ってサービスを受ける「消費者(カスタマー)」です。 しかし、社会人は価値を提供してお金をもらう「生産者(プロデューサー)」です。 このマインドセットの切り替えができていないと、入社後に「研修がわかりにくい」「配属ガチャだ」といった「お客様視点」の不満を持つようになります。 入社前に、「自分たちで環境を創る」という体験を刷り込む必要があります。

DIYキャンプ・ランチ

「今日の昼食は、君たちがシェフだ」 用意されるのは、最低限の食材と道具だけ。 テーブルのセッティング、火起こし、調理、盛り付け。 すべてを自分たちでプロデュースしなければなりません。

「え、どうやって火をつけるの?」 「野菜の切り方はどうする?」

最初は戸惑い、指示を待ちます。 しかし、誰も指示してくれません。自分たちで動くしかない。

「僕が薪を割るよ」 「私、家で料理してるから指示出すね」

消費者から生産者へのシフト。 苦労して作った料理を、同期や人事担当者に振る舞う。 「美味しいね!」と言われた時の喜び。 「誰かを喜ばせるために汗をかくこと」の尊さ。 この原体験が、仕事に対するスタンスを根底から変えます。 「会社は何かをしてくれる場所ではなく、自分が何かをする場所なんだ」。 その自覚が、入社後の成長スピードを劇的に加速させます。

第3章:横の繋がり。孤独を消し去る「同期」という安全基地

SNSだけでは繋がれない

今の内定者は、内定直後からLINEグループで繋がっています。 しかし、それは表面的な情報交換の場に過ぎず、本当の意味での信頼関係はありません。 入社後、辛いことがあった時に支え合えるのは、スタンプを送り合う関係ではなく、弱音を吐き出せる関係です。 「あいつがいるから、頑張れる」。 そう思える強固な横の繋がり(ピア・サポート)を、入社前に構築しておくことが、早期離職防止の鍵となります。

トラスト・チャレンジ

森の中に設置されたアスレチックや、ロープを使った課題解決アクティビティ。 これらは一人では絶対にクリアできません。 仲間を信じて体を預け、声を掛け合い、支え合う必要があります。

高い壁を乗り越える時、下から支える手、上から引き上げる手。 「大丈夫、絶対に落とさないから!」 「信じて飛べ!」

恐怖を共有し、それを乗り越えた瞬間のハイタッチ。 この身体的な接触と感情の共有が、理屈を超えた絆を生みます。

「みんな、それぞれ不安を持ってるんだな」 「自分一人じゃないんだ」

この「心理的安全性」が確保されれば、入社前の不安は激減します。 「早くみんなと働きたい」。 同期という存在が、不安の対象から、希望の源泉へと変わるのです。

第4章:縦の繋がり。人事・先輩社員との「人間的な」接触

「審査員」から「メンター」へ

選考中、人事担当者や先輩社員は「合否を決める怖い人」でした。 そのイメージを引きずったままでは、悩みがあっても相談できません。 内定者合宿のもう一つの目的は、会社側の人間が「敵」ではなく「味方」であることを伝えることです。 会社の看板を下ろし、一人の人間として向き合う時間が不可欠です。

メンター・ボンファイア

夜、焚き火を囲んでの対話セッション。 ここでは、先輩社員が「自分の失敗談」や「入社前の不安」を語ります。

「実は俺も、入社前はめちゃくちゃビビってたんだよ」 「1年目に大失敗して、トイレで泣いたことがあるんだ」

完璧に見えていた先輩の、人間臭いエピソード。 それが内定者の心を救います。 「先輩も同じだったんですね」 「完璧じゃなくてもいいんですね」

炎の前では、上下関係は溶け、人生の先輩・後輩という関係になります。 「何かあったらいつでも俺に言えよ」。 その一言が、どれだけ内定者を勇気づけるか。 この夜、会社という組織は、無機質な「法人」から、温かい血の通った「人の集まり」へと姿を変えます。 「この先輩たちと一緒に働きたい」。 その憧れこそが、最強の入社動機となります。

第5章:未来への希望。4月1日を待ち遠しくさせる「タイムカプセル」

ゴールではなくスタート

内定獲得はゴールではありません。社会人人生のスタートラインに立ったに過ぎません。 しかし、多くの学生はここで燃え尽き症候群になったり、逆に漠然とした不安に押しつぶされそうになったりします。 合宿の最後は、視線を「今」から「未来」へと向けさせ、ポジティブなイメージで締めくくる必要があります。

フューチャー・レター

最終日の朝、森の静寂の中で、一人になって手紙を書きます。 宛先は「1年後の自分」。

「今の君は、どんな仕事をしていますか?」 「初心を忘れていませんか?」 「今の私は、こんな夢を持ってワクワクしています」

今の純粋な期待と決意を言葉にする。 そして、それをタイムカプセル(あるいは会社保管)にする。

「この手紙を読む頃には、きっと成長しているはずだ」 未来への肯定的な予感。

最後に、全員で円陣を組み、朝日の中で叫びます。 「4月、笑顔で会おう!」

この合宿での思い出が、入社までの半年間の心の支えになります。 もし不安になっても、「あの時の熱量」を思い出せば乗り越えられる。 内定者たちは、もう迷いません。 彼らの視線は、しっかりと4月1日を見据えています。

まとめ:内定者合宿は、最初で最大の「福利厚生」

「内定者にそこまでコストをかける必要があるのか?」 そう思われるかもしれません。

しかし、採用コストをかけて獲得した人材が、入社前に辞退してしまったり、入社後にすぐに辞めてしまっては、それこそ最大の損失です。

マグマリゾートでの内定者合宿は、彼らへの最初の「投資」であり、最高の「ギフト」です。

「君たちは、私たちの大切な仲間だ」 「君たちの成長を、本気で応援している」

そのメッセージを、言葉ではなく「体験」として贈る。

「こんなに熱い研修をしてくれる会社、他にない」 その感動が、彼らを会社のファンにし、やがて会社を支えるコア人材へと育てます。

内定ブルーを、マグマのような情熱へ。 若者たちの人生の門出を、ここマグマリゾートで祝福しませんか。

皆様のお越しを、心よりお待ちしております。

家族旅行が待っています

この話はいかがでしたか?ぜひご家族と一緒に体験しに来てください。

関連ストーリー

アウトドア研修で組織の「野生」を呼び覚ます|予測不能な時代を生き抜く力

成功の鍵は「アンラーニング(既存知の棄却)」と「想定外への対応」にあります。 そして何より、それを安全かつ効果的に実施できる広大な原生林が必要です。

組織開発で「関係性の質」を変える|サーベイで終わらせない実践論

多くの企業が取り組んでいる組織開発(OD)は、迷走しています。 従業員エンゲージメント調査(サーベイ)を実施し、スコアが低い項目について対策を練るものの、現場の空気は一向に変わらない。

チームビルディングで「戦える集団」へ|1泊2日で半年分の信頼を築く

多くのリーダーが誤解していることがあります。 それは、「メンバー同士が仲良くなれば、チームワークは良くなる」という思い込みです。