「課長クラスまでは優秀だったが、部長・役員になった途端に伸び悩む」 「ロジックは完璧だが、人を惹きつける『人間的魅力(チャーミングさ)』が足りない」 「『会社をどうしたいか』という自分の意志(Will)が見えてこない」
多くの企業の人事担当者や経営者が抱える、深刻な悩みです。 不確実性の高い現代(VUCA時代)において、企業の舵取りを担う経営幹部に求められる資質は、劇的に変化しています。
かつてのような「正解を早く導き出す能力(情報処理能力)」は、AIに取って代わられつつあります。 今、リーダーに求められているのは、正解のない荒野で道を切り拓く「直感力」、多様な人々を巻き込む「共感力」、そして困難から逃げない「胆力」です。
これらは、ビジネススクールの教室で、ケーススタディを解くだけでは身につきません。 自分自身の内面と深く向き合い、極限状態で決断し、歴史や哲学といった教養(リベラルアーツ)を血肉にする。 そんな泥臭く、かつ高貴な「修羅場」の経験が必要です。
マグマリゾートは、選ばれし次世代リーダーたちが、日常業務から完全に遮断された環境で、己の「器」を広げるための道場です。 圧倒的な大自然という「師」の前に立ち、自らの小ささを知り、そこから大きく成長する。
本記事では、企業の未来を託すトップ1%の人材を育成するための、マグマリゾート流「幹部候補生・覚醒プログラム」について解説します。

第1章:日常(オペレーション)からの隔離。「Why Me?(なぜ私がやるのか)」を問う孤独な時間
「優秀な実務家」から「経営者」への脱皮
選抜されたリーダーたちは、現場での実績は申し分ありません。しかし、彼らの脳はまだ「現場の課題解決(How)」に最適化されています。 経営者に必要なのは、「そもそも何をなすべきか(What/Why)」という問いを立てる力です。
日常のメールや会議に追われている限り、この視座の転換(トランスフォーメーション)は起きません。 彼らを強制的に「実務」から引き剥がし、孤独な環境に置く必要があります。
マグマ・ソロ・リフレクション
マグマリゾートの合宿では、プログラムの冒頭に「完全な孤独(ソロ・タイム)」を設けます。 スマホもPCも、時計さえも持たず、森の中の指定されたスポットで数時間を過ごします。
「自分は何のために働いているのか?」 「自分の人生を懸けて成し遂げたいことは何か?」 「会社という看板を外した時、自分には何が残るのか?」
静寂の中で、内なる声と対話する。 このプロセスを経ることで、借り物ではない、自分の魂から湧き上がる「使命感(パーパス)」を発見します。 「会社に言われたからやる」のではなく「私がやりたいからやる」。 この主語の転換こそが、リーダーシップの原点です。

第2章:教養(リベラルアーツ)としての自然。歴史と哲学を身体で学ぶ
数字の裏にある「人間」を見る
経営判断は、最終的には「人」への理解に行き着きます。 歴史、哲学、宗教、芸術。これらの教養(リベラルアーツ)は、人間という生き物の本質を理解するためのツールです。 しかし、本で読んだだけの知識は、いざという時に役に立ちません。
五感で学ぶアート&ヒストリー
マグマリゾートは、それ自体が巨大な美術館であり、歴史の教科書です。 数万年前の噴火でできた地層、厳しい環境に適応した植物、地元に伝わる神話や信仰。
研修では、専門のキュレーターや歴史家を招き、フィールドワークを行います。 「なぜ、この植物はここで生き残れたのか?(生存戦略)」 「なぜ、ここの人々は火山と共に生きることを選んだのか?(共生思想)」
自然界の摂理や、先人たちの知恵を肌で感じることで、ビジネスにおける「持続可能性」や「組織の適応力」への洞察が深まります。 「利益」だけでなく「真・善・美」を判断軸に持てるリーダー。 そんな厚みのある人間性を育みます。

第3章:肉体(フィジカル)と精神の限界に挑む。リーダーに必要な「胆力」の醸成
健全な魂は、健全な肉体に宿る
激務に耐え、プレッシャーを跳ね返すためには、強靭なフィジカルとメンタルが不可欠です。 頭でっかちのリーダーは、有事の際に脆さを露呈します。
マグマ・トレイル・チャレンジ
選抜メンバー全員で挑む、過酷なトレッキングを実施します。 整備された道ではなく、道なき道を行くコース。 足が棒になり、息が切れ、心が折れそうになる瞬間。
「もう無理だ」と思った時に、どう振る舞うか。 仲間に声をかけられるか、荷物を持ってやれるか、黙々と背中で引っ張るか。 極限状態では、その人の「素のリーダーシップ」が露わになります。
全員で山頂に立ち、朝日を浴びた時の達成感。 「俺たちは、あの山を越えたんだ」という自信は、今後の経営において直面するであろう困難な壁(ハード・シングス)を乗り越えるための「原体験」となります。

第4章:現役役員との「車座(くるまざ)問答」。魂の継承式
イズム(精神)の伝承
次世代リーダー育成の総仕上げは、現役の社長や役員との対話です。 しかし、会議室での「講話」では、若手の心には響きません。 必要なのは、膝を突き合わせ、目を見て語り合う「車座」の場です。
焚き火の前での「継承」
夜、焚き火を囲み、酒を酌み交わしながら行われるセッション。 ここでは、綺麗な成功談は禁止です。
「あの時、倒産を覚悟して震えていた」 「孤独で眠れない夜が何日もあった」
トップが自身の弱さや、修羅場の経験を赤裸々に語る。 それを聞いた候補生たちは、経営という仕事の「重み」と「尊さ」を震えるほど実感します。
「君たちなら、もっとうまくやれるはずだ」 「次の時代を頼んだぞ」
バトン(想い)が手渡される瞬間。 候補生たちの顔つきは、「優秀な社員」から「覚悟を決めた経営者」へと変わります。

第5章:【実録ケーススタディ】将来のCEOたちが生まれた日
事例1:総合商社(課長級選抜15名)「ネクスト・リーダーズ・キャンプ」
- 課題: 優等生タイプが多く、リスクを取らない「管理型」のリーダーばかり育っていた。
- 実施内容:
- Day1: 「ビジョン・アート・ワークショップ」。言葉を使わず、粘土と廃材だけで「20年後の商社」を表現する。右脳を解放し、野性を呼び覚ます。
- Day2: 「ナイト・ハイク」。明かりのない夜の森を、コンパスだけを頼りに歩く。恐怖心に打ち勝ち、決断する訓練。
- 成果: 自分の殻を破り、「私はこうしたい」と主観で語るようになった。参加者の中から、後に最年少で執行役員に抜擢される人材が輩出された。
事例2:大手IT企業(部長級選抜10名)「役員登用試験・最終合宿」
- 課題: 候補者の能力が拮抗しており、誰を役員にするか決め手に欠けていた。
- 実施内容:「極限サバイバル議論」。
- 架空の経営危機シチュエーションを与え、2泊3日で再建プランを策定させる。
- 途中、追加のトラブル(情報漏洩、資金ショートなど)を次々と投入し、ストレス耐性と判断力を見る。
- 成果: 知識だけでなく、土壇場での「人間力」「徳」が可視化された。全員が納得する形で、次期役員が決定した。
事例3:ファミリービジネス(後継者・幹部候補合同 8名)「創業の精神・再確認合宿」
- 課題: 創業家の後継者と、プロパー幹部との間に溝があった。
- 実施内容:「ルーツ・トリップ」。
- 創業者が愛したマグマリゾートの地で、創業時のエピソードを追体験する。
- 焚き火を囲んで、互いの生い立ち(ライフストーリー)を語り合う。
- 成果: 「創業家だから」「社員だから」という立場を超え、「同じ船に乗る家族」としての絆が生まれた。

まとめ:器の大きさ以上の組織はできない
「組織はリーダーの器以上には大きくならない」と言われます。 だからこそ、リーダー自身の器を広げ続けることこそが、企業の成長戦略そのものです。
マグマリゾートの圧倒的なスケール感は、小さくまとまりかけたリーダーたちの視座をこじ開け、より高く、より遠くへと導きます。
「彼らが、これからの我が社を背負っていくのか」 合宿を終えた彼らの背中を見た時、経営者の皆様は確信することでしょう。
未来の経営者たちに、最高の試練と、最高の舞台を。 日本のビジネスを牽引するリーダーの誕生を、私たちはお待ちしております。