実のところ、労働災害の防止を目的とした安全衛生研修は、多くの企業で義務付けられています。 しかし、現場の安全管理者や人事担当者からは、形骸化を嘆く声が後を絶ちません。 「毎年同じビデオを見るだけで、参加者が寝ている」。 「『ご安全に』と唱和はするが、現場での不安全行動がなくならない」。 「ヒヤリハットの報告が上がってこず、大きな事故が起きるまで気づけない」。
「ルール」を守らせるより「感度」を上げる
まず第一に、労働災害の多くは機械の故障ではなく、ヒューマンエラー(人為的ミス)によって引き起こされます。 慣れ、油断、焦り、そしてコミュニケーション不足。 これらは、教室でマニュアルを読み上げるだけでは防げません。 それに加えて、最近ではメンタルヘルス不調による注意散漫も、事故の大きな要因となっています。
さらには、リモートワークや人手不足の影響で、「危ない」と声を掛け合う現場力が低下しています。 もし仮に、貴社が「本気でゼロ災(災害ゼロ)を達成したい」と願っているなら、研修のアプローチを抜本的に変える必要があります。
おそらく、必要なのは眠くなる座学ではありません。 五感を使ってリスクを感じ、仲間と安全を確認し合う「原体験」です。
間違いなく、これからの時代に求められる安全衛生研修とは、ただ知識を詰め込むのではなく、危険に対する感受性を研ぎ澄ます「体験型トレーニング」です。
要するに、成功の鍵は「擬似的なリスク体験」と「心理的安全性の確保」にあります。 そして何より、心身の疲労を取り除くリフレッシュ環境が必要です。
そこで本記事では、マグマリゾートが提案する、社員の安全意識を根底から変える「没入型安全衛生研修」について解説します。
1. なぜ、会議室の「安全衛生研修」は現場に響かないのか?

まず疑問に思うべきは、既存の研修スタイルの限界です。 なぜ、繰り返し注意喚起をしているのに、同じような事故が繰り返されるのでしょうか。 結論から言うと、「自分事」になっていないからです。
想像力が欠如した「他人事」の学習
例を挙げると、過去の事故事例をスライドで見せられても、どこか遠い世界の出来事のように感じてしまいます。 「自分は大丈夫」「うちは違う」。 こうした正常性バイアスが働いている状態では、どんな教訓も心に届きません。 したがって、現場で予期せぬ事態に遭遇した際、体が反応しないのです。 具体的に言えば、安全確認の手順(指差呼称など)が、ただの儀式になってしまっているのです。
「言えない」空気が事故を招く
一方で、組織風土の問題もあります。 上司や先輩が間違った手順をしていても、「危ないですよ」と指摘できない。 あるいは、自分のミス(ヒヤリハット)を報告すると怒られるため、隠蔽してしまう。 ところが、重大な事故の背後には、数多くの軽微な予兆が隠れています(ハインリッヒの法則)。 それゆえに、風通しの悪い組織のままでは、いくら個人のスキルを高めても、組織的な事故は防げないのです。
2. マグマリゾートが育む「3つの安全意識」

当施設は、単なるレジャー施設ではありません。 安全の重要性を肌で感じるための「実践フィールド」です。 詳細には、以下の3つの要素が、生きた安全衛生研修を実現します。
① リスクを肌で感じる「体験型KYT(危険予知)」
安全意識を高めるには、管理された環境下での「怖さ」の体験が有効です。 そのため、当施設ではアウトドア・アクティビティを活用します。 例えば、高所にあるアスレチックや、急流を下るラフティング。 これらは、ハーネス(安全帯)やライフジャケットといった安全装備と、正しい手順がなければ命に関わります。
「フックを掛け忘れたら落ちる」。 こうした緊張感の中で、相互に装備を確認し合う(ダブルチェック)体験は、座学の何倍ものインパクトがあります。 言い換えれば、なぜルールがあるのか、なぜ確認が必要なのかを、理屈ではなく本能で理解するのです。
② 隠さず話せる「心理的安全性」の醸成
また、ミスを報告できる関係性作りも重要です。 この点において、当施設の「焚き火ラウンジ」が効果を発揮します。 炎を囲んでリラックスした状態で、過去の失敗談や、現場で感じている不安を共有します。
「実はあの時、ヒヤッとしたんだ」。 「言ってくれてありがとう」。 その成果として、ミスを責めるのではなく、共有して改善につなげるポジティブな文化が生まれます。 最終的には、物が言えるチームワークこそが、最強の安全装置になります。
③ エラーを防ぐ「心身のメンテナンス」
さらに、疲労やストレスは注意力を低下させ、事故の元凶となります。 とは言え、日常業務の中ではなかなか休息が取れません。 実際には、研修の中に温泉やサウナ、森林浴を取り入れることで、蓄積した疲労をリセットします。 まさにこの「健康経営」の視点を取り入れたプログラムが、社員のパフォーマンスを正常化し、事故リスクを低減させます。
3. テーマ別・安全衛生研修のプログラム事例

安全衛生研修の内容は、業種や職種によってカスタマイズが必要です。 最近では、製造業や建設業だけでなく、IT企業のメンタルヘルス対策としても利用されています。
現場リーダー向け:リスクマネジメント演習
当然ながら、リーダーにはチーム全員の安全を守る責任があります。 具体的には、地図とコンパスを使ったロゲイニング(野外探索)を行います。 天候の変化やメンバーの疲労度を予測し、ルートを変更する決断力。 無理をさせず、全員無事にゴールさせる統率力。 つまり、教室では学べない「状況判断」と「安全配慮義務」の実践トレーニングです。
全社員向け:チームワークとコミュニケーション
加えて、声掛けの重要性を再確認します。 事実、目隠しをした相手を声だけで誘導する「ブラインド・ウォーク」などのワークショップが有効です。 「右」と言っても、相手にとっての右か左かわからない。 曖昧な指示が事故につながることを痛感します。 これこそが、現場での的確な合図や連絡の質を高めるための、原点回帰のプログラムです。
4. 安全管理者を支える「プロフェッショナル」コンシェルジュ

「アウトドアを取り入れたいが、怪我が心配だ」。 「産業医の講演とセットで実施したい」。 仮に、安全衛生研修の担当者様がそのような不安を感じているなら、すべてお任せください。
当施設には、リスク管理に精通したコンシェルジュとインストラクターがいます。 主なサポート内容は以下の通りです。
- まず、参加者の体力や年齢層に合わせ、無理のない安全なプログラムを設計します。
- 専門のインストラクターが徹底した安全管理を行います。
- 加えて、座学パートに必要な会議室や機材も手配します。
- 労働安全コンサルタントなどの外部講師の招聘も相談可能です。
- 次に、万が一の際の救護体制も万全です。
- 安心して研修に集中していただける環境を提供します。
- そして、健康増進メニューの提案も行います。
- ヘルシーな食事や、腰痛予防のストレッチ講座なども組み込めます。
結果として、安全と健康をトータルで考える研修が実現します。
5. 【モデルプラン】意識と身体を変える1泊2日

ここでは、マンネリ化した意識を打破し、ゼロ災職場を作るための安全衛生研修のモデルコースを紹介します。
Day1は「体感(Experience)と気づき」です。 13:00に現地集合。オリエンテーションで「なぜ安全が大切か」を共有。 まずは、チームビルディング・アクティビティ(アスレチック体験など)。 高所の怖さや、装備確認の重要性を身を持って体験します。 「ヨシ!」の指差呼称が、自然と大きな声になります。 続いて、振り返りワークショップ。 体験したヒヤリハットを言語化し、現場のリスクと照らし合わせます。 夜は、焚き火を囲んでの「本音トーク」。 現場の課題や、言いにくい問題をフラットに話し合います。
Day2は「回復(Recovery)と誓い」です。 午前中は、心身のリフレッシュタイム。 森林浴ウォーキングや温泉で、蓄積した疲労をデトックスします。 健康な体こそが、安全の基本であることを再確認します。 午後は、アクションプランの策定。 「明日から現場で何を変えるか」を一人ひとり宣言します(安全宣言)。 最後は、全員でゼロ災を誓い合い、引き締まった表情で帰路につきます。
6. 安全衛生研修への投資は「コスト」ではない
当施設の利用料は、1人あたり約7万円〜です。 もちろん、社内の会議室でビデオを見れば無料です。
ところが、たった一つの労働災害が企業に与えるダメージは甚大です。 損害賠償、操業停止、社会的信用の失墜、そして何より大切な従業員の命や健康。 これらは金銭では償えません。 もし、貴社が「安全は全てに優先する」という理念を掲げているなら、そのための教育投資を惜しんではいけません。
反対に、この研修を通じて社員の感度が高まり、事故を未然に防ぐことができれば、それは何億円もの損失を防いだことになります。 7万円は、企業の存続を守るための「安全保険料」です。
結論として、質の高い安全衛生研修は、リスクを最小化し、企業の信頼価値を高める、最も重要な「経営投資」なのです。
結論:安全は、想像力とチームワークから生まれる
最終的に、マニュアルやルールだけでは事故は防げません。 「こうしたら危ないかもしれない」という想像力と、「危ないよ」と言い合えるチームワーク。 この人間臭い部分こそが、最後の砦(とりで)になります。
研ぎ澄まされた感覚。 通い合う心。 さらに、それを支える安全な環境。
どうぞ、これらが揃った当リゾートをご活用ください。 貴社の社員を、互いの命を守り合える「真のプロフェッショナル」にしてお返しします。 事故ゼロを目指す、本気の安全衛生研修を実施しませんか?
「工場のリーダー層30名で実施したい」。 「危険予知トレーニングを具体的にどうやるのか知りたい」。 どのようなご相談でも構いません。 貴社の安全文化を醸成する「フィールド」でお待ちしています。