日本を一つに。マグマ全国会議

「全国会議」。 それは、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地に散らばる支社長、エリアマネージャー、そして選抜されたリーダーたちが一堂に会する、年に一度の重要イベントです。

しかし、その実態はどうでしょうか。

東京の大会議室やホテルのボールルーム。 正面のスクリーンに映し出される、細かい数字の羅列と、本社の方針説明。 「昨対比105%必達」「コスト削減の徹底」。 一方的に降り注ぐ指示(オーダー)に対し、地方の代表者たちは静かにメモを取り、心のなかでは「本社の人間は現場を知らないくせに」と毒づいている。

夜の懇親会では、結局、仲の良い同期や同じエリアの人間だけで固まり、愚痴大会に花が咲く。 これでは、何千万円もの交通費と宿泊費をかけて集まる意味があるのでしょうか?

物理的に集まっただけでは、心は一つになりません。 全国会議の真の目的は、数字の確認ではありません。 「求心力(Centripetal Force)」の醸成です。

バラバラの方向を向いているベクトルを、強力な磁力で一つに束ねる。 「我々は、一つの旗の下に集う同志なのだ」という、熱狂的な一体感を作り出すこと。 そのためには、予定調和な会議室を出て、全員が同じ釜の飯を食い、同じ炎を見つめる「原体験」が必要です。

マグマリゾート。 日本列島の背骨、火山のエネルギーが噴出する場所。 ここは、冷え切った本社と現場の関係を溶かし、組織を強固な一枚岩(モノリス)へと鍛え上げる、巨大な溶鉱炉です。

スライドを捨てよ、旗を掲げよ。 日本中から集まった猛者たちの魂を、ここで焦がせ。

本記事では、形骸化した全国会議を破壊し、組織全体に地殻変動を起こす、マグマリゾート流・全国会議の全貌を、4000文字超の熱量で描き出します。

第1章:階層の破壊。本社も現場も「裸」になる

「上座」が生む見えない壁

全国会議の会場には、明確なヒエラルキーが存在します。 壇上には社長と役員(本社)。 最前列には大都市圏の支社長。 末席には地方の所長。 この物理的な配置が、「指示する側」と「指示される側」という心理的な壁を強化します。 「どうせ俺たちの意見なんて通らない」。 この諦めムードを払拭するには、まず会場のレイアウトと、そこに持ち込まれる「権威」を物理的に破壊する必要があります。

マグマ・ラウンド・テーブル

「全員、ジャージに着替えて集合してください」 会場は、森の中に作られた巨大な円形広場(ラウンド・フィールド)です。 ここには、上座も下座もありません。 社長も、新任の所長も、同じ円周上に並びます。

「ここでは、肩書きではなく、名前で呼び合ってください」 「敬語も禁止です(または『さん』付け統一)」

スーツという鎧を脱ぎ、大自然の中に放り出された時、人はただの「人間」に戻ります。 東京の役員が、寒さに震えながら焚き火の準備をする。 雪国の支店長が、手際よく火を起こし、尊敬の眼差しを集める。

「〇〇さん、火起こし上手いですね!」 「いやあ、実家が山奥なもんで(笑)」

役割の逆転。 本社が偉いわけではない。現場には現場の強さがある。 フラットな関係性(水平なつながり)が生まれた瞬間、そこは「会議室」から「広場(アゴラ)」へと変わります。 本音の対話は、対等な人間関係からしか生まれません。 まずは、全員を「同じ高さ」の地面に立たせることが、全国統一への第一歩です。

第2章:ビジョンの同期。スライドではなく「風景」を共有する

100ページの資料より、1枚の景色

中期経営計画の発表。 分厚い資料が配られ、グラフや数値目標が読み上げられます。 「売上100億を目指す」。 頭では理解できます。しかし、心は踊りません。 数字は「結果」であって「目的」ではないからです。 全国のリーダーを突き動かすのは、「その先にどんな世界が待っているのか」という鮮明なビジョン(光景)です。 それを伝えるのに、プロジェクターの光はあまりにも弱すぎます。

サミット・ビジョン・シェアリング

「頂上で、未来の話をしよう」 全員で活火山、あるいは絶景の山頂を目指してトレッキングを行います。 息を切らし、汗を流し、互いに励まし合いながら登る。 そのプロセス自体が、困難な市場を切り拓くビジネスのメタファーです。

そして、辿り着いた頂上。 眼下に広がる雲海、遠くに見える地平線。 圧倒的なパノラマ。

この壮大な景色をバックに、トップが語ります。 「俺たちが目指しているのは、この景色のような、広大で自由なマーケットだ」 「日本中の顧客を、この朝日のように照らしたいんだ」

言葉だけでなく、視覚、聴覚、そして身体感覚としてビジョンを共有する。 「100億」という数字が、「あの山頂で見た景色」という具体的なイメージに変換されます。

「あそこまで行くんだな」。 「よし、やろう」。 理屈を超えた納得感。 同じ景色を見た者同士には、言葉以上の共通言語が生まれます。 オフィスに戻り、辛い時でも、目を閉じればあのパノラマが浮かぶ。 それが、彼らを支える羅針盤となります。

第3章:知の融合(ナレッジ・シェア)。地方の「武器」を持ち寄る

一方的な成功事例の押し付け

よくある全国会議のプログラムに「成功事例発表」があります。 しかし、多くの場合、東京や大阪など大都市圏の事例ばかりが取り上げられます。 「それは東京だからできるんだよ」「うちは地方だし…」。 地方の参加者は白けムード。 これでは、組織全体の底上げにはなりません。 日本は広い。地域ごとに特性も、勝ち方も違います。 必要なのは、中央のやり方を押し付けることではなく、地方独自のゲリラ戦術や、泥臭い知恵(暗黙知)を掘り起こし、全員でシェアすることです。

ワイルド・ポトラック(持ち寄り)

「各自、地元で採れた『最強の武器(食材)』と『知恵(調理法)』を持ち寄ってください」 これは比喩ではなく、実際の料理対決と、ナレッジ共有を掛け合わせたワークショップです。

北海道チームは「鮭(太い顧客パイプ)」を持ち込む。 九州チームは「地鶏(独自の営業スタイル)」を持ち込む。

「うちは、人口が少ない分、一人のお客様とこうやって深く付き合っています(=じっくり煮込む料理)」 「東京のようなスピードはないけれど、一度信頼されたら裏切らない絆があります(=熟成肉)」

焚き火を囲んで、互いの「料理(戦術)」を振る舞い合う。

「うわ、これ美味い! どうやって作ったの?」 「へえ、東北ではそんなアプローチが有効なのか!」

東京の人間が、地方の知恵に唸る。 地方の人間が、自分のやり方に自信を持つ。 そして、「これとこれを組み合わせたら、もっと凄いことができるんじゃないか?」という化学反応(イノベーション)が起きる。

「じゃあ、このタレ(ノウハウ)を全国展開しよう!」 「ポトラック(持ち寄り)」形式にすることで、全員が主役になります。 全国の知恵がマグマリゾートで融合し、最強のレシピ(戦略)が完成するのです。

第4章:有事の団結。バラバラな拠点を「One Team」にする

隣の支店は敵か味方か

「あそこのエリアには負けない」。 健全な競争意識は大切ですが、それが過剰になると、足の引っ張り合いや、情報の囲い込み(サイロ化)に繋がります。 特に、災害や不祥事などの「有事」の際、バラバラな組織は脆いものです。 普段は競い合っていても、いざという時は全軍が連携して動ける。 そんな強靭なネットワークを構築するには、理不尽な危機的状況を全員で乗り越えるシミュレーションが必要です。

オール・ジャパン・レスキュー

「緊急指令! 巨大台風が接近中。全ての拠点が孤立したと想定し、全員で協力して脱出ルートを確保せよ」 マグマリゾートの広大なフィールドを使った、大規模な防災・サバイバル訓練。

橋が流された(設定)。どうやって川を渡るか? 通信が途絶えた。どうやって情報を伝達するか?

「東北チーム、木材を集めてくれ!」 「関西チーム、ロープワーク頼む!」 「本社、全体指揮を執ってくれ! 現場は見えない!」

エリアの壁を超えた混成チーム。 それぞれの得意分野を活かし、必死に連携する。

「お前ら、あっちを頼む! こっちは俺たちが支える!」 「ありがとう! 恩に着るぞ!」

泥まみれになって巨大な丸太を運ぶ。 誰かが転べば、すぐに誰かが手を貸す。 「俺たちは、ライバルである前に、仲間なんだ」。 この身体的な連帯感が、有事の際の「共助」の精神を育みます。 「何かあったら、全国の仲間が助けてくれる」。 この安心感こそが、各拠点のリーダーを強くし、挑戦を恐れない風土を作ります。

第5章:出陣の誓い。日本を揺らす「鬨(とき)の声」

静かなる閉会式

「以上をもちまして、全国会議を終了します。解散」。 パラパラとした拍手。 各自、スマホで帰りの新幹線の時間を調べながら、三々五々散っていく。 これでは、せっかく高まった熱も、駅に着く頃には冷めてしまいます。 全国会議の最後は、全員の魂に火をつけ、各戦地(エリア)へと送り出す、壮行会であるべきです。 武士が出陣前に上げた「鬨(とき)の声」のように、腹の底から声を出し、決意を固める儀式が必要です。

サンライズ・ウォークライ(咆哮)

最終日の夜明け。 地平線から太陽が昇るその瞬間、全員で円陣を組みます。 数百人の男たちが、肩を組み、巨大な輪を作る。

「我々は、日本を元気にするぞ!」 「オーーー!!!」

リーダーの掛け声に合わせ、全員が吠える。 空気が振動し、大地が揺れるような感覚。 隣の仲間の体温、手のひらの圧力、そして圧倒的な声量。

「やるぞ! やってやるぞ!」 「負ける気がしねえ!」

一人ひとりの目には、もう迷いはありません。 マグマの熱を受け取り、完全に「着火」した状態。 最後に、全員で一本締め、あるいはハイタッチの嵐。

「また来年、この場所で会おう!」 「絶対、目標達成して戻ってくるからな!」

笑顔で、しかし目には涙を浮かべて別れを惜しむ。 彼らが持ち帰るのは、分厚い資料ではありません。 「俺には全国に熱い仲間がいる」という誇りと、「絶対に勝つ」という燃えるような闘志です。 各拠点に戻った彼らは、その熱を部下たちに伝播させ、日本中で小さなマグマを噴火させることでしょう。

まとめ:全国会議は、組織の「心臓」を動かすポンプである

組織を人体に例えるなら、全国会議は、全身に新鮮な血液(情熱とビジョン)を送り出す「心臓の鼓動」です。 その鼓動が弱ければ、末端(現場)まで血は通わず、組織は壊死(えし)します。

マグマリゾートでの全国会議は、弱った心臓に強力な電気ショックを与え、力強い鼓動を取り戻すための、一大オペレーションです。

「今年の全国会議は、ヤバかった」 「一生の仲間ができた」

ただ集まって話すだけの会議は、もう終わりにしましょう。 距離を超え、立場を超え、魂で繋がる。

日本を動かすリーダーたちが、ここから巣立つ。 最強の「One Team」を作るための聖地、マグマリゾートでお待ちしております。

家族旅行が待っています

この話はいかがでしたか?ぜひご家族と一緒に体験しに来てください。

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