【組織開発・リーダー向け】アジェンダ(議題)は、ありません。社員の「情熱」だけが進行表を作る、マグマリゾートの「アンカンファレンス(創発的会議)合宿」

「今日の会議のアジェンダは以下の通りです。時間通りに進めてください」 「結論ありきで話が進んでいないか? 自分の意見を言う意味があるのだろうか?」

効率を重視するあまり、企業の会議や研修は「予定調和」の儀式になっていないでしょうか。 事前に配布された資料、落とし所が見えている議論、沈黙する参加者。 そこには、生産性はあっても、創造性はありません。 そして何より、参加者の「熱」がありません。

変化の激しい時代、経営陣やリーダーだけで全ての課題を把握し、正解を出すことは不可能です。 現場の社員一人ひとりが何を感じ、何に問題意識を持っているか。 その「埋もれた声」の中にこそ、次なる成長のヒントが隠されています。

それを掘り起こすために必要なのは、緻密な計画書ではなく、「白紙のスケジュール」です。

マグマリゾートが提案するのは、「アンカンファレンス(Un-conference)」形式の合宿です。 講師もいなければ、事前に決められた議題もありません。 あるのは、マグマリゾートという圧倒的な「場」と、集まった「人」だけ。

「何を話すか」は、その日、その場にいる参加者の「情熱」だけで決まります。 「この指止まれ」方式でテーマを出し合い、興味のある人が集まって議論する。 誰からも強制されないからこそ、本気の言葉が飛び交い、予期せぬ化学反応(創発)が起きます。

本記事では、管理を手放し、組織のポテンシャルを最大限に解放する、マグマリゾート流「アンカンファレンス合宿」の全貌を解説します。

第1章:予定調和の破壊。「空白」が当事者意識を生むメカニズム

「受け身」を作るのは誰か

「社員が受け身だ」と嘆くリーダーがいますが、それは「受け身でいられる環境(完璧な段取り)」を用意しているからかもしれません。 「座っていれば誰かが進行してくれる」という安心感がある限り、人は当事者になりません。 当事者意識(オーナーシップ)は、「自分が動かなければ何も始まらない」という状況下でのみ芽生えます。

マグマ・オープニング・サークル

合宿のスタートは、ホールの真ん中に全員で円になって座ることから始まります。 ファシリテーターは一言だけ告げます。 「今日のテーマは、皆さんが決めます」

静寂と戸惑い。 「えっ、本当に何もないの?」「誰か喋ってよ」。 この居心地の悪さ(空白)こそが、重要な仕掛けです。

誰かが勇気を出して手を挙げます。 「あの…最近、部署間の連携が悪いと思うので、それについて話したいです」 「私は、もっと面白い新商品を作りたい!」

一つ手が挙がると、次々と手が挙がります。 普段は言えなかった悩み、温めていたアイデア、会社への提言。 ホワイトボード(模造紙)が、瞬く間に社員の「情熱(パッション)」で埋め尽くされます。 「誰かにやらされる会議」が、「自分たちが作る会議」に変わった瞬間です。

第2章:移動の自由(Law of Two Feet)。「貢献できない」と思ったら移動せよ

つまらない会議に縛り付けない

通常の会議では、関係ない話や興味のない議論でも、席を立つことは許されません。 しかし、それは時間の無駄であり、精神的な苦痛です。 アンカンファレンスには、「二本足の法則(Law of Two Feet)」という絶対的なルールがあります。 「もし、あなたがその場所で何も学んでいない、あるいは貢献できていないと感じたら、自分の足を使って別の場所に移動しなさい」。

流動的なディスカッション

マグマリゾートの森の中、テラス、ラウンジ。 いたるところで、同時多発的に車座の議論(セッション)が始まります。

Aチーム:「営業効率化について」 Bチーム:「社内カフェのメニューについて」 Cチーム:「そもそも、僕たちは幸せか?」

参加者は、自分の興味に従って自由にチームを行き来します。 蝶のように情報を運び、蜂のように受粉させる(バンブルビー)。 この流動性が、部署や役職の壁を無効化し、意外な知の結合(クロス・ポリネーション)を生み出します。

「つまらなければ移動していい」。 このルールは、参加者に自由を与えると同時に、「この場にいることへの責任」を自覚させます。 「ここに残るなら、全力で貢献しよう」。 結果として、どのグループも熱量の高い、密度の濃い議論が展開されます。

第3章:五感を刺激するフィールド。「会議室」では出ないアイデアを捕まえる

脳を「野性」に戻す

アンカンファレンスの成功の鍵は、「場所の力」にあります。 閉鎖的な会議室で同じことをやっても、結局は堅苦しい議論になってしまいます。 思考を開放するには、物理的な空間の開放が必要です。

アウトドア・ブレインストーミング

議論の場所は自由です。 川に足をつけて涼みながら。 ハンモックに揺られながら。 あるいは、バランスボールに乗りながら。

「煮詰まったから、ちょっと歩きながら話そうか」 マグマリゾートの豊かな自然環境が、脳のα波を引き出し、クリエイティブな発想を促します。

「この木の根っこ、複雑に絡み合ってるけど全体を支えてるね。組織もこうあるべきじゃない?」 目の前の自然現象をメタファー(比喩)にして、組織論を語る。 抽象的な概念が、具体的なイメージとして共有されます。 PCの画面を見つめるのではなく、同じ景色を見つめて語ることで、視点の同期(シンクロ)が起こりやすくなるのです。

第4章:収束と結晶化。カオスから生まれた「熱」を形にする

発散だけで終わらせない

自由に議論するだけでは、「楽しかったね」で終わってしまいます。 カオス(発散)の後には、必ず収束(結晶化)のプロセスが必要です。 自分たちが生み出した熱量を、具体的なアクションプランへと落とし込みます。

ハーベスト(収穫)・セッション

夕方、全員が再びホールに集まります。 各セッションで話し合われた内容を、模造紙やスケッチブックにまとめて壁に貼り出します(ギャラリーウォーク)。

「営業チーム、そんなこと考えてたのか!」 「この『社内通貨』のアイデア、面白い! うちの部署でもやりたい!」

まるで文化祭のような熱気。 全員が、自分たちの組織の中にこれほどの知恵と情熱が眠っていたことに驚きます。

そして、その中から「明日から実行するプロジェクト」を選定します。 トップダウンで決められた施策ではありません。 「これやりたい!」「俺も手伝う!」と、手が挙がったプロジェクトだけが生き残ります。 この「自発的なコミットメント」こそが、プロジェクトを成功させる最大の駆動力です。

第5章:【実録ケーススタディ】「管理」を手放した組織の進化

Case 1:ITシステム開発会社(全社員80名)「未来会議」

  • 課題: 指示待ち体質が蔓延。「会社が何とかしてくれる」という依存心が強く、経営陣が疲弊していた。
  • 実施内容:
    • テーマ: 「会社をぶっ壊して、作り直すとしたら?」
    • ルール: 役員は発言禁止。社員の話を聞くことに徹する。
  • 成果: 「実は技術的負債を解消したい」「採用基準を変えたい」など、現場ならではの切実かつ建設的な提案が続出。経営陣がその熱意に感動し、即座に予算がついた。社員の目が「作業員」から「経営者」へと変わった。

Case 2:老舗食品メーカー(開発・営業・製造 選抜メンバー 40名)「越境サミット」

  • 課題: 部門間のセクショナリズムが強く、新商品開発が停滞。互いに責任を押し付け合っていた。
  • 実施内容:
    • 手法: ワールド・カフェ形式。席替えを繰り返しながら、全員と対話する。
    • 場所: 森の中の特設テント。
  • 成果: 「美味しいものを作りたい」という根源的な想いは全員同じだと再確認。「営業の視点は新鮮だ」「製造のこだわりは武器になる」と互いの強みを認め合い、部署横断の商品開発チームが発足した。

事例3:地域医療法人(医師・看護師・事務・介護職 30名)「ケアの質向上合宿」

  • 課題: 多忙な業務の中で、職種間のヒエラルキー(医師>看護師など)が固定化。意見が言いにくい雰囲気。
  • 実施内容:「OST(オープンスペーステクノロジー)」
    • ジャージ姿で車座になり、「患者様のために何ができるか」をフラットに議論。
  • 成果: 「実は事務の手続きが現場の負担になっている」等の本音が噴出。医師が「知らなかった、すまない」と謝罪し、その場で改善案を決定。職種の壁を超えた「チーム医療」の土台ができた。

まとめ:信じて、任せる。「手放す」ことから始まるリーダーシップ

リーダーの仕事は、すべてを決めることではありません。 メンバーの可能性を信じ、彼らが自由に踊れる「舞台(プラットフォーム)」を整えることです。

マグマリゾートは、そのための巨大な舞台です。

「アジェンダなしで大丈夫か?」 その不安を乗り越えて、一歩踏み出してください。 社員たちの内側にある「マグマ」を信じてください。

蓋を開けてみれば、そこには経営者が想像もしなかったような、素晴らしいアイデアと情熱が溢れ出しているはずです。

「うちは、こんなに凄いチームだったんだ」。 その感動を、ぜひマグマリゾートで味わってください。 私たちは、御社の組織が持つ底力を、最大限に引き出すお手伝いをいたします。

家族旅行が待っています

この話はいかがでしたか?ぜひご家族と一緒に体験しに来てください。

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