デザイン思考ワークショップで組織が変わる|「付箋」を超えた共感と創造

実のところ、DX(デジタルトランスフォーメーション)や新規事業開発の文脈で、デザイン思考ワークショップを導入する企業が急増しています。 「ユーザー中心(Human Centered)」の視点で課題を発見し、解決策を創造するこのメソッドは、現代のビジネスパーソンにとって必須の教養です。 しかし、社内の会議室で実施された研修に対し、現場からは冷ややかな反応が返ってくることが少なくありません。 「壁に付箋(ポストイット)を貼って満足して終わった」。 「ペルソナを作ってみたが、想像の域を出ず、リアリティがない」。 「現場に戻ると、結局いつもの論理的思考(ロジカルシンキング)に戻ってしまう」。

「頭」だけでなく「手」と「体」で考える

まず第一に、デザイン思考の本質は、机上の空論ではなく「実践」にあります。 実際に現場を観察し(観察)、手を動かして形にし(プロトタイプ)、演じてみる(テスト)。 この泥臭いプロセスを、身体感覚としてインストールしなければ、本当の意味でのスキル習得にはなりません。 それに加えて、日常業務の延長線上で思考している限り、既存のバイアス(思い込み)から抜け出すことは困難です。

さらには、部署の異なるメンバーが共通言語を持つためには、理屈を超えた「原体験」の共有が必要です。 もし仮に、貴社が「メソッドを知っている組織」から「イノベーションを生み出せる組織」へと進化したいなら、学ぶ場所をドラスティックに変える必要があります。

おそらく、必要なのはプロジェクターがあるだけの研修室ではありません。 五感を開放し、子供のように試行錯誤できる「巨大な実験室(ラボ)」です。

間違いなく、これからの時代に求められるデザイン思考ワークショップとは、フレームワークを学ぶ座学ではなく、マインドセット(OS)を書き換えるための「没入型合宿」です。

要するに、成功の鍵は「フィールドワークによる共感」と「身体を使った創造」にあります。 そして何より、それを許容する自由で広大な空間が必要です。

そこで本記事では、マグマリゾートが提案する、真の課題解決力を養う「体験型デザイン思考ワークショップ」について解説します。

1. なぜ、会議室の「デザイン思考」は腹落ちしないのか?

まず疑問に思うべきは、閉鎖的な空間で「ユーザーの気持ちになれ」と強要する無理です。 なぜ、空調の効いた部屋でペルソナシートを埋めても、画期的なアイデアが出ないのでしょうか。 結論から言うと、「共感(Empathy)」の解像度が低いからです。

想像だけの「エア・ユーザー」

例を挙げると、会議室の中で「30代女性、都内在住」というペルソナを想像しても、それは参加者の貧困なイメージの継ぎ接ぎでしかありません。 こうした浅い理解からは、ありきたりな課題と解決策しか生まれません。 したがって、デザイン思考の第一歩である「共感」で躓いてしまい、その後のプロセス(定義・創造)も全てピント外れになってしまうのです。 具体的に言えば、実際に五感を使って何かを観察し、違和感に気づくという「一次情報」に触れる体験が不可欠なのです。

手が動かない「口だけ会議」

一方で、アイデアを形にする(プロトタイプ)フェーズでも問題が起きます。 オフィスにはPCと資料しかありません。 ところが、デザイン思考では「まず作ってみる(Think by making)」ことが重要です。 それゆえに、口頭や文字だけで議論が空転し、具体的な形が見えないまま「なんとなく良さそう」で終わってしまうのです。

2. マグマリゾートが提供する「思考の実験場」

当施設は、ビジネスパーソンの硬直した頭を柔らかくする「プレイグラウンド」です。 ここには、デザイン思考の5つのプロセスを回すための最適な環境があります。 詳細には、以下の3つの要素が、質の高いデザイン思考ワークショップを実現します。

① 「観察眼」を養うフィールドワーク

デザイン思考の起点は「観察」です。 そのため、当施設では森の中や、リゾート内の施設をフィールドとして活用します。 「森に落ちているもので、新しい遊びを考えてください」。 「リゾートの利用客を観察して、隠れた不満(インサイト)を探してください」。 例えば、PCから離れ、現実世界にある事象をじっくり観察することで、「見る」解像度が劇的に上がります。 言い換えれば、日常では見過ごしていた「小さな違和感」に気づく力を養うのです。

② 思考を具現化する「ブリコラージュ空間」

また、アイデアを即座に形にする環境も整っています。 この点において、当施設では「ブリコラージュ(あり合わせのもので作る)」を推奨しています。 段ボール、自然の枝、文房具、廃材。 これらを使い、広い芝生やアトリエで工作を行います。 「とりあえず作ってみよう」。 実際には、手を動かすことで脳が活性化し、言葉では説明できなかったアイデアが立体として立ち上がってきます。

③ 寸劇で検証する「ロールプレイング」

さらに、作ったプロトタイプを検証(テスト)します。 まさにこのために、テラスやホールを使って、寸劇(スキット)を行います。 ユーザー役、サービス提供者役に分かれ、実際の利用シーンを演じてみる。 「あ、この機能だと使いにくいね」「こっちの方が感情が動くね」。 最終的には、机上の議論ではわからなかった「体験の質(UX)」を、身体感覚として検証することができます。

3. プロセス別・ワークショップの没入体験

デザイン思考ワークショップは、プロセスを体験として記憶させることが重要です。 最近では、1泊2日で徹底的にプロセスを回す「デザインスプリント」形式が人気です。

共感(Empathy)&定義(Define):森の探索

当然ながら、まずはインプットです。 具体的には、スマホを置いて森へ入り、五感をフル活用します。 「なぜこの木はここにあるのか」「この道はなぜ歩きやすいのか」。 自然界の摂理や、人間工学的な視点で観察し、問い(課題)を定義します。 つまり、当たり前を疑う「クリティカル・シンキング」のスイッチを入れます。

創造(Ideate):焚き火ブレスト

加えて、課題に対する解決策を大量に出すフェーズです。 事実、会議室ではなく、焚き火を囲んで行います。 「馬鹿げたアイデア」こそが歓迎される空気。 炎のゆらぎが批判的な理性を抑え、飛躍した発想(ワイルド・アイデア)を引き出します。 これこそが、イノベーションの種を見つけるための、最も自由な時間です。

原型(Prototype)&テスト(Test):青空工作

一方で、アイデアを形にするフェーズです。 広い空の下、チーム全員で工作や動画撮影に取り組みます。 失敗したらすぐに直す(スクラップ&ビルド)。 このスピード感を体感することで、現場に戻ってからも「まずやってみる」という行動指針が定着します。

アクティビティ詳細

4. 事務局を支える「ワークショップ・ファシリテーター」

「大量の画材や段ボールを持ち込むのが大変だ」。 「参加者が飽きないようなタイムスケジュールを作りたい」。 仮にデザイン思考ワークショップの企画担当者様が準備に追われているなら、すべてお任せください。

当施設には、ワークショップ運営に精通したスタッフがいます。 主なサポート内容は以下の通りです

  • まず、必要なツール(模造紙、ポストイット、カラーペン、工作材料など)は全て完備しています。
    • 手ぶらで来ても、本格的なプロトタイピングが可能です。
  • 加えて、思考の発散と収束に合わせたレイアウト変更を行います。
    • 「島型」から「シアター型」、あるいは「車座」へ、瞬時に転換します。
  • 次に、外部のプロ講師(デザイン思考ファシリテーター)の派遣も可能です。
    • 社内だけでは進め方がわからない場合、専門家がガイドします。
  • そして、脳の糖分補給のためのブレインフードやおやつの提供も充実しています。
    • 長時間のワークでも集中力を切らしません。

結果として、担当者様も運営係ではなく、一人の参加者として思考のプロセスを楽しんでいただけます。

5. 【モデルプラン】思考のOSが変わる1泊2日

ここでは、座学の退屈さを払拭し、全社員がクリエイターへと変貌するデザイン思考ワークショップのモデルコースを紹介します。

Day1は「共感(Empathy)と発散」です10:00にリゾート到着。オリエンテーション後、フィールドワークへ。 テーマは「リゾートでの新しい過ごし方をデザインせよ」。 実際にリゾート内を歩き回り、利用客や環境を観察(オブザベーション)。 午後は、気づきを持ち寄り、ホワイトボードで共有。 「実は、こんなニーズがあるのではないか?」 課題を再定義(リフレーミング)し、焚き火を囲んでアイデアを拡散させます。 夜は、チーム結束のためのBBQ。

Day2は「創造(Create)と検証」です午前中は、プロトタイピング。 段ボールや廃材を使い、サービスの模型や、体験を表現する寸劇を作ります。 「ここはこうしよう」「もっとシンプルに」。 手を動かしながら議論することで、アイデアが磨かれます。 14:00より、発表会&フィードバック。 他のチームに向けて実演し、率直な意見をもらいます。 最後は、振り返り(リフレクション)。 「現場の業務にどう活かすか」を言語化し、マインドセットの変化を確認して解散します。

6. デザイン思考への投資は「イノベーション体質」への投資

当施設の利用料は、会議室代よりは高くなります。 もちろん、知識を入れるだけなら本を読めば済みます。

ところが、変化の激しい現代において、「正解のない問い」に立ち向かえる人材は希少です。 デザイン思考は、単なるスキルではなく、組織の文化(OS)そのものです。 もし、貴社が「言われたことだけやる組織」から「自ら課題を見つけて解決する組織」へと脱皮したいなら、この体験への投資は不可欠です。

反対に、この合宿で「ユーザー視点」と「プロトタイピング精神」を体得した社員は、どんな部署にいても改善と革新を繰り返すようになります。 費用は、組織の適応力を高めるための「人材開発投資」です。

結論として、質の高いデザイン思考ワークショップは、一過性の研修ではなく、企業の未来を創る力を養うための「必須プログラム」なのです。

結論:手で考え、身体で知る

最終的に、イノベーションは会議室の椅子の上では起きません。 現場に出て、見て、感じて、作って、壊す。 その泥臭いプロセスを楽しめる大人こそが、新しい価値を生み出します。

五感を開く森。 思考を形にするアトリエ。 さらに、挑戦を許容する空気。

どうぞ、これらが揃った当リゾートをご活用ください。 貴社の社員を、顧客の痛みがわかる「真の課題解決者」に変えてみせます。 組織のOSを書き換える、本気のデザイン思考ワークショップを実施しませんか?

「全社員50名でデザインスプリントを行いたい」。 「プロのファシリテーターを紹介してほしい」。 どのようなご相談でも構いません。 貴社のイノベーションが生まれる「実験室」でお待ちしています。

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家族旅行が待っています

この話はいかがでしたか?ぜひご家族と一緒に体験しに来てください。

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