「Zoom会議で画面オフのまま、誰も発言しない沈黙の時間」 「SlackやTeamsで『お疲れ様です』のスタンプだけが飛び交う無機質なやり取り」 「飲み会も減り、部下のプライベートや価値観を全く知らないまま仕事をしている」
今、多くの企業が「コミュニケーション不全」という慢性疾患に苦しんでいます。 業務は回っている。数字もそこそこ出ている。 しかし、組織としての「熱」や「一体感」が感じられない。 まるで、機械の歯車のように、ただタスクを処理するだけの集団になっていないでしょうか?
この「静かなる分断」は、ボディブローのように企業の体力を奪います。 情報共有の遅れ、小さなミスの隠蔽、そして離職。 これらは全て、人と人との「繋がり(コネクション)」が希薄になった結果です。
組織に必要なのは、業務連絡(インフォメーション)の交換ではなく、感情と意味(エモーション&コンテキスト)の交換、すなわち「対話(ダイアログ)」です。
しかし、蛍光灯の下、アクリル板で仕切られたオフィスで「さあ、本音で話そう」と言っても無理があります。 環境が、心を閉ざさせているからです。
マグマリゾートは、閉じた心をこじ開けるための「鍵」です。 圧倒的な大自然、揺らめく炎、そして五感を刺激する体験。 これらが揃った時、人は初めて鎧を脱ぎ、素顔の自分をさらけ出すことができます。
本記事では、組織の血流をサラサラにし、全員が「自分の言葉」で語り合えるチームを作るための、マグマリゾート流「対話型合宿」の全貌を解説します。

第1章:オフィスは「議論(Debate)」の場、リゾートは「対話(Dialogue)」の場
勝ち負けの世界から、共感の世界へ
オフィスの会議は、往々にして「議論(Debate)」になります。 自分の正しさを主張し、相手を論破し、結論を出す。それは意思決定には必要ですが、関係性を深めることには繋がりません。 一方、「対話(Dialogue)」の目的は、結論を出すことではありません。 「相手がなぜそう思うのか」という背景を理解し、互いの意味付けを共有することです。
マグマ・ウォーキング・ダイアログ
合宿では、まずPCを閉じ、森の中を歩きます。 ルールは一つ。「否定しないこと」。
「最近、何にワクワクした?」 「今、一番不安に思っていることは何?」
並んで歩きながら、問いかけに答えていく。 顔を見合わせない「サイド・バイ・サイド」の位置関係と、歩くリズム(身体性)が、脳のリラックス効果を高めます。
「実は、今のプロジェクト、自信がないんだ」 「えっ、課長でもそんなこと思うんですか?」
オフィスでは弱みを見せられなかった上司が、森の中では一人の人間として語り出す。 それを聞いた部下は、上司を「評価者」から「共に悩む先輩」へと再認識します。 この「人間同士の再会」こそが、心理的安全性の土台となります。

第2章:言葉の限界を超える。「共同作業」が雄弁に語るもの
一緒に汗をかけば、言葉はいらない
言葉によるコミュニケーションには限界があります。特に、口下手な社員や、言語の壁がある外国人社員にとっては不利です。 しかし、「行動」は嘘をつきません。 マグマリゾートでは、言葉を使わずに心を通わせる「ノンバーバル(非言語)・チームビルディング」を重視しています。
フォレスト・クッキング(森の食卓)
チームで協力して、ダッチオーブン料理やBBQを作ります。 レシピはあえて大雑把なものしか渡しません。
「火加減はどうする?」「野菜の切り方は?」 正解のない中で、互いの動きを見て、阿吽の呼吸で動く。
普段は大人しい若手が、手際よく薪を割る姿に驚く。 理屈っぽいベテランが、率先して皿洗いをする姿に和む。
「美味しいね!」 苦労して作った料理を囲んで笑い合う瞬間。 そこには、役職も部署も関係ありません。 「同じ釜の飯を食う」という原始的な行為は、脳内のオキシトシン(絆ホルモン)を分泌させ、理屈抜きの仲間意識を醸成します。 「このメンバーなら、何があっても大丈夫だ」。 言葉で確認しなくても、身体がそう理解するのです。

第3章:焚き火の魔力。心の奥底にある「想い」を掘り起こす
1/fゆらぎと本音
夜、満天の星空の下で焚き火を囲みます。 これは、単なるキャンプファイアーではありません。組織の深層心理にアクセスするための「儀式」です。 炎のゆらぎを見つめていると、人は自然とトランス状態(変性意識状態)に入り、普段は意識の底に沈めている本音や感情が浮上してきます。
シェアリング・サークル
ファシリテーターが静かに問いかけます。 「あなたがこの会社で、一番嬉しかったことは何ですか?」 「あなたが本当に大切にしたい価値観は何ですか?」
トーキング・スティック(話す権利を持つ棒)を持った人だけが話し、他の人はただ静かに聴く。 アドバイスも、質問もしない。ただ「聴く(Listen)」ことに徹する。
「実は、入社当時に先輩に言われた一言が、今の僕の支えなんです」 「私は、このチームで世界一の製品を作りたいんです」
涙ながらに語られるエピソード、熱い夢、そして感謝の言葉。 オフィスでは決して見せない同僚の「魂」に触れた時、組織の空気は一変します。 「こいつらとなら、もっと遠くへ行ける」。 個々のバラバラだったベクトルが、大きな一つの束(バンドル)になる瞬間です。

第4章:未来への合意形成。対話から「共創」へ
分かり合えた、その先へ
対話によって関係性が温まったら、次は未来を作るフェーズです。 「心理的安全性」は、ぬるま湯に浸かることではありません。 高い目標に向かって、健全にぶつかり合い、挑戦するための安全基地です。
ビジョン・アーキテクチャ
翌朝、清々しい空気の中で、「未来の組織図」や「私たちの約束(クレド)」を作るワークショップを行います。
「昨日の話を聞いて、もっと自由な会社にしたいと思った」 「失敗を恐れずに挑戦することを、私たちのルールにしよう」
昨日までの「他人事」だった会社の方針が、自分たちの言葉で紡ぎ直され、「自分事」になります。 ここで決まったことは、トップダウンの命令ではありません。 全員が納得し、合意した「私たちの約束」です。 だからこそ、実行力(コミットメント)が違います。

第5章:【実録ケーススタディ】冷え切った組織に血が通った日
事例1:中堅メーカー(全部署混合 40名)「サイロ(縦割り)破壊合宿」
- 課題: 営業、製造、開発が互いに批判し合い、連携が取れていない。「隣は何をする人ぞ」状態。
- 実施内容:
- Day1: 「巨大ピザ作り」。全部署が協力しないと完成しないミッション。
- Day2: 「感謝の交換会」。普段言えない「ありがとう」をカードに書いて渡す。
- 成果: 共同作業を通じて、互いの苦労とプロ意識をリスペクトするようになった。帰社後、部署間を跨ぐプロジェクトチームが自然発生的に立ち上がり、新商品開発のスピードが2倍になった。
事例2:ITベンチャー(全社員 20名)「急拡大・歪み解消合宿」
- 課題: 人数急増で、創業メンバーと新入社員の間に溝が発生。カルチャーが希薄化していた。
- 実施内容:「創業ストーリー追体験」。
- 創業時の貧乏エピソードや、想いを焚き火の前で社長が語る。
- 新入社員も「なぜ入社したか」を熱く語る。
- 成果: 「想い」で繋がる組織へと回帰。新旧メンバーが入り混じって飲み明かし、翌週からのオフィスの雰囲気が劇的に明るくなった。離職率が低下し、リファラル採用が増加。
事例3:金融機関(支店長・リーダー層 15名)「マネジメント変革リトリート」
- 課題: 上意下達の文化が強く、若手が萎縮。リーダー層も「正解」を教えることに疲れ果てていた。
- 実施内容:「聴く力・トレーニング」。
- 森の中で1on1を行い、「アドバイス禁止」でひたすら相手の話を聴く体験。
- 成果: 「聴いてもらえるだけで、人はこんなに安心するのか」と痛感。支店に戻ってから「まず聴く」マネジメントを実践し、若手からの提案件数が急増した。

まとめ:対話とは、組織の「免疫力」を高めること
ビジネス環境は常に変化し、トラブルはなくなりません。 しかし、日常的に「対話」ができている組織は、トラブルが起きてもすぐに共有され、全員で解決策を見出すことができます。 つまり、対話力は、組織の「免疫力(レジリエンス)」そのものです。
マグマリゾートは、その免疫力を最大化するための転地療養の場所です。
「いい会議だったね」ではなく、「いい時間だったね」。 そう言い合える体験を、社員の皆様にプレゼントしてください。
PCを閉じ、スマホを置き、顔を上げて。 人間本来のコミュニケーションを取り戻す旅へ。 マグマリゾートが、御社の組織再生を全力でサポートいたします。