本性を暴け。マグマ役員合宿

「役員会議が死んでいる」 そう感じたことはないでしょうか。

重厚なドアの向こう側。革張りの椅子に深く腰掛けた、企業のトップ層たち。 交わされるのは、洗練された言葉と、隙のない論理。 しかし、その場の空気は冷たく、淀んでいます。

「自分の担当領域さえ守れればいい」というセクショナリズム。 社長の顔色をうかがう忖度(そんたく)。 本音を隠し、リスクを回避するための腹の探り合い。

彼らは皆、優秀なビジネスパーソンであり、かつては熱い情熱を持って現場を牽引してきた猛者たちのはずです。 それがなぜ、経営の中枢に座った途端、「調整型」の官僚のようになってしまうのでしょうか。

原因は、「役員」という重い鎧(よろい)と、都市のオフィスという「檻(おり)」にあります。

常に品行方正であることを求められ、感情を殺し、数字という無機質な指標と向き合い続ける日々。 これでは、人間本来の生命力は枯渇し、野生の勘は鈍ってしまいます。

経営とは、本来もっと泥臭く、人間臭いものではないでしょうか。 論理を超えた直感、理屈抜きの信頼、そして腹の底から湧き上がる情熱。 それらがぶつかり合い、混ざり合うカオス(混沌)の中から、真のイノベーションは生まれるはずです。

冷え切った役員室に、もう一度、熱を。 仮面を被った「機能としての役員」ではなく、生身の「人間」として向き合う時間を。

マグマリゾート。 活火山のエネルギーが渦巻く、野生のサンクチュアリ。 ここは、経営者たちが鎧を脱ぎ捨て、本性をさらけ出し、最強の「一枚岩(ユニティ)」となるための、魂の鍛錬場です。

優雅なリゾート会議ではありません。 これは、経営の命運をかけた「真剣勝負」の場です。

本記事では、形骸化した役員合宿を破壊し、組織を牽引するトップチームの熱源を再点火する、マグマリゾート流・役員合宿の全貌を、4000文字超の熱量で描き出します。

第1章:脱・役員室。物理的環境が思考を「野生化」させる

重厚な椅子が思考を重くする

人間は、環境の生き物です。 ふかふかの絨毯、静寂に包まれた役員室、上座下座が固定されたテーブル配置。 こうした環境は「権威」や「安定」を象徴する一方で、思考を保守的にし、変化を恐れる心理状態を作り出します。 「ここでは、無難な発言しか許されない」。 無意識のうちに脳にかけられたロックを外すには、まず物理的な環境を劇的に変える必要があります。

マグマ・パノラマ・ボードルーム

マグマリゾートが用意するのは、壁一面がガラス張りの、断崖絶壁に建つ会議室です。 眼下に広がるのは、荒々しい原生林と、噴煙を上げる活火山。 圧倒的な大自然(サブライム)のエネルギーが、ダイレクトに視界に飛び込んできます。

「なんだ、この景色は…」

都会のビル群を見下ろすのとは訳が違います。 人間の存在がいかにちっぽけであるか、自然の力がいかに強大であるかを思い知らされる感覚。 この畏怖の念(オウ体験)が、肥大化したエゴを縮小させ、謙虚さを取り戻させます。

「我々の社内政治なんて、この山々の前では誤差にもならないな」

視座が強制的に引き上げられ、思考のスケールが変わる。 細かい数字の議論よりも、もっと本質的な「企業の存在意義」や「未来への遺産」について語りたくなる。 この場所では、誰もが自然と、経営者としての「野生の眼」を取り戻すのです。

第2章:脱・論理。身体性が呼び覚ます「経営の直感」

左脳だけでは戦えない

現代の経営は、データとエビデンスが支配しています。 もちろん重要ですが、それだけでは不十分です。 なぜなら、データは「過去」の集積であり、未来を完全に予測することはできないからです。 スティーブ・ジョブズや盛田昭夫など、歴史に残る経営者たちは皆、論理を超えた優れた「直感(アート)」を持っていました。 この直感を磨くには、凝り固まった左脳を休ませ、身体感覚と右脳を活性化させる必要があります。

ワイルド・センス・アウェイクニング

会議の合間に、スーツを脱ぎ、森の中へ入ります。 ネイチャーガイドの先導で、道なき道を歩くトレッキング。

「足元の木の根に気をつけてください」 「風の匂いが変わりましたね。雨が近いかもしれません」

普段は使わない筋肉を使い、五感を総動員して危険を察知し、ルートを判断する。 この身体的なプロセスは、不確実なビジネス環境で「勝ち筋」を見つけるプロセスと酷似しています。

「理屈じゃない。こっちだという気がする」

身体が発する微細なシグナルをキャッチする訓練。 汗をかき、心拍数が上がり、脳に大量の酸素が送り込まれる。

「机の上で唸っていた時間が嘘みたいだ」 「悩んでいた案件の、突破口が見えた気がする」

身体性が思考をドライブさせる。 野生の環境で研ぎ澄まされた動物的な勘こそが、AI時代における最後の競争優位性となるのです。

第3章:脱・建前。焚き火が溶かす「心の鎧」

「機能」としてしか繋がっていない関係

普段の役員同士の関係は、どこかドライです。 「営業担当役員」「財務担当役員」という機能としての付き合いであり、一人の人間としての深い部分(価値観、生い立ち、弱さ)を知りません。 これでは、本当に苦しい時に背中を預ける「同志」にはなれません。 相互不信の根源は、相互無理解にあります。

ボンファイア・ソウル・セッション

夜、満天の星空の下、巨大な焚き火を囲みます。 ここには上座も下座もありません。 片手には、こだわりのウイスキーや、淹れたてのコーヒー。

揺らめく炎(1/fゆらぎ)には、人間の警戒心を解き、素直にさせる魔力があります。 「今日は無礼講で」という言葉が、ここでは本当の意味を持ちます。

「実は、社長。あの時の判断、私は反対でした」 「俺も、自分の部門を守るのに必死で、全体のことを考えていなかったかもしれない」

普段は絶対に言えない本音が、ポツリポツリとこぼれ落ちます。 批判や責任追及の場ではありません。 ただ、互いの真実を受け止める場。

「そうか、お前はそんな想いで戦っていたのか」 「あなたのその弱さは、実は優しさだったんだね」

互いの弱さ(バルネラビリティ)を開示し合うことで、初めて「機能」を超えた「人間としての信頼関係」が結ばれます。 「こいつとなら、心中できる」。 この夜に生まれた情緒的な絆は、どんな契約書よりも強固な、組織のセーフティネットとなります。

第4章:脱・短期視点。悠久の時間軸で「遺産」を問う

四半期の奴隷からの解放

上場企業であればなおさら、役員たちは常に株主の視線と、四半期ごとの業績プレッシャーに晒されています。 「今期の数字をどう作るか」。 視線は常に足元、思考は近視眼的に(ショートタームに)なりがちです。 しかし、偉大な企業とは、目先の利益を犠牲にしてでも、10年後、100年後の未来に種を蒔ける企業です。 時間のモノサシを引き伸ばすには、圧倒的な時間軸を持つ存在と対峙する必要があります。

ボルケーノ・タイム・トラベル

早朝、活火山の噴火口を見下ろすポイントへ。 目の前にあるのは、数万年前から活動を続け、この大地を創り上げてきた地球のエネルギーそのもの。 人間の一生など、瞬き一回分にも満たない悠久の時間。

「この山の前では、我々のPL(損益計算書)の数字なんて、塵みたいなものだな」 「我々が死んだ後、この会社は社会に何を残せるだろうか?」

短期的な損得勘定が消え去り、歴史という文脈の中での自社の使命(ミッション)が浮かび上がります。

「創業者の想いはこうだったはずだ」 「孫の世代に、誇れる仕事をしよう」

PL脳から、BS(貸借対照表)脳へ、そして「歴史脳」へ。 未来への遺産(レガシー)をどう築くか。 この視座を獲得した経営チームは、目先の嵐に動じない強靭な軸を手に入れます。

第5章:脱・バラバラ。一枚岩の「誓い」

総論賛成、各論反対の壁

合宿で良い議論ができたとしても、日常に戻れば、また部門間の利害調整が始まります。 「総論は賛成だが、うちの部署のリソースが…」。 この「部分最適」の壁を突破し、「全体最適」のために全員が動けるかどうかが、勝負の分かれ目です。 理屈での合意(アグリーメント)を超えた、魂の同意(コミットメント)が必要です。

サンライズ・ユニティ・オース

最終日の夜明け。 経営チーム全員で、地平線から昇る太陽を迎えます。 冷気の中で、白い息を吐きながら、同じ方向を見つめる。

「やるぞ」 「やりましょう」

社長が手を差し出し、役員たちがその上に手を重ねる。円陣。

「我々は、運命共同体だ」 「背中は預けた。好きに暴れてくれ」

言葉数は少なくていい。 同じ釜の飯を食い、裸で語り合い、同じ景色を見たという身体的な記憶。 それが、彼らを「一枚岩(ユニティ)」にします。

オフィスに戻れば、また厳しい現実が待っています。 しかし、もう孤独な戦いではありません。 「あの夜、焚き火の前で誓ったじゃないか」。 その共通体験が、困難な局面での判断基準となり、チームを正しい方向へと導くコンパスとなります。 トップが本気で結束した時、その熱量は、組織の末端まで一気に伝播するのです。

まとめ:役員合宿は、コストではなく「投資」である

「忙しい役員全員のスケジュールを数日間も抑えるなんて、コストがかかりすぎる」。 そう考える企業もあるかもしれません。

しかし、経営トップの意思決定の遅れや、チームの不協和音によって生じる損失(機会損失や組織の疲弊)は、合宿のコストなど比較にならないほど甚大です。

マグマリゾートでの役員合宿は、単なる会議や慰労ではありません。 企業のOS(オペレーティングシステム)である経営チームそのものをアップデートし、未来の成長軌道を決定づけるための、最もレバレッジの効く戦略投資です。

「あの合宿が、我が社の第二創業期だった」。 数年後、そう振り返ることができるような、歴史的な数日間を。

日本の未来を牽引する覚悟を持ったリーダーたちに、最高の舞台を用意してお待ちしております。

家族旅行が待っています

この話はいかがでしたか?ぜひご家族と一緒に体験しに来てください。

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