【シニア活用・キャリア自律】「働かないおじさん」なんて言わせない。ベテラン社員が「組織の賢者(エルダー)」へと進化する、マグマリゾートの「セカンドキャリア・デザイン合宿」

「役職定年を迎え、給料が下がった。もう頑張っても意味がない」 「若手の邪魔をしないように、静かに定年を待つだけだ」 「新しいシステムについていけない。自分はもう用済みなのかもしれない」

バブル入社組、団塊ジュニア世代。かつて企業戦士として日本経済を支えてきたベテラン社員たちが今、静かに自信を失っています。 社内では「老害」と陰口を叩かれ、居場所を失い、パソコンの前で時間を潰す日々。 いわゆる「働かないおじさん(妖精さん)」問題は、個人の怠慢ではなく、組織が彼らの「活かし方」と「出口」を見失っている構造的な問題です。

しかし、彼らの中には、長年培ってきた「暗黙知」「人脈」「危機管理能力」という宝物が眠っています。 この宝物を腐らせたままにするのか、それとも磨き直して組織の武器にするのか。 それは、彼らの「心のスイッチ」をもう一度入れ直せるかどうかにかかっています。

マグマリゾートは、人生の後半戦(セカンドキャリア)に向き合うための「道場」です。 肩書きも、過去の栄光も通用しない大自然の中で、自分自身の「枯れない情熱」を再発見する。 「まだまだ、やれる」「いや、これからが面白いんだ」。 そう気づいた時、彼らは若手の邪魔をする存在から、若手を導き支える「組織の賢者(エルダー)」へと生まれ変わります。

本記事では、ベテラン社員の瞳に再び輝きを取り戻し、組織全体の活性化に繋げるための、マグマリゾート流「セカンドキャリア・デザイン合宿」の全貌を解説します。

第1章:名刺(プライド)を捨てる。裸の自分と向き合う「アンラーニング」

「過去の栄光」が邪魔をする

ベテラン社員が変われない最大の原因は、「昔は部長だった」「俺はあのプロジェクトを成功させた」という過去のプライドです。 このプライドが邪魔をして、新しいことを学ぶ(リスキリング)ことや、年下の上司の指示に従うことを拒絶させます。 まずは、この重たい鎧を脱ぎ捨て、素直な心を取り戻す「アンラーニング(学習棄却)」が必要です。

マグマ・ソロ・リトリート

合宿では、まず「名刺」と「スマホ」を預かります。 そして、一人で森の中に入り、数時間を過ごします。

「会社」という看板がなくなった時、あなたは何者ですか? 「部長」という肩書きがなくなった時、あなたには何が残りますか?

静寂な森の中で、自分自身に問いかけます。 最初は戸惑い、手持ち無沙汰になるでしょう。しかし、次第に鳥の声が聞こえ、風の匂いを感じるようになります。 自然界において、人間の肩書きなど何の意味もありません。 ただの「一人の生命」として世界に対峙する感覚。

「俺は、ちっぽけなプライドにしがみついていたんだな」 この気づき(謙虚さ)を得た瞬間、彼らの心は、新しい知識や価値観を吸収できるスポンジのような状態に戻ります。

第2章:肉体(ハードウェア)のメンテナンス。「健康寿命」と「職業寿命」を同期させる

身体の衰えは、心の衰え

「最近、疲れが取れない」「腰が痛くて集中できない」。 肉体的な衰えは、ダイレクトに気力の低下に繋がります。 人生100年時代、70歳まで現役で働き続けるためには、自分の身体(ハードウェア)をマネジメントする能力が不可欠です。

ウェルエイジング・プログラム

マグマリゾートでは、シニア層に特化した健康プログラムを提供します。

  • ノルディック・ウォーキング: 足腰への負担を減らしつつ、全身運動ができるポールを使ったウォーキング。森の中を歩くことで、心肺機能と気力を高めます。
  • 腸活・薬膳料理: 暴飲暴食で疲れた内臓を休める、身体に優しい食事。「何を食べるかが、明日のパフォーマンスを作る」ことを学びます。
  • マインドフルネス・ストレッチ: 自分の身体の声を聞き、凝り固まった関節と心をほぐす。

「身体が軽くなると、心も軽くなる」。 この当たり前の事実を体感することで、「もう歳だから」という言い訳を捨て、「身体を鍛え直して、もう一花咲かせよう」という前向きな意欲を引き出します。

第3章:若手との「対話(ダイアログ)」。教えるのではなく、共に学ぶ姿勢

「説教おじさん」にならないために

ベテランが嫌われる最大の要因は、一方的な「説教」や「武勇伝」です。 現代のビジネス環境は、彼らの若手時代とは激変しています。過去の成功体験は、むしろ害になることもあります。 必要なのは、若手に「教える」ことではなく、若手から「学び」、共に「創る」姿勢です。

リバース・メンタリング体験

合宿には、あえて若手社員(またはインターン学生)をゲストとして招き、対話セッションを行います。 ルールは「若手が先生(メンター)、ベテランが生徒(メンティー)」です。

「SNSのトレンドを教えてもらう」 「最新の推し活文化について聞く」 「Z世代の仕事観についてインタビューする」

最初は恥ずかしがるベテランも、若手の熱量や新しい視点に触れるうちに、目が輝き始めます。 「なるほど、今はそう考えるのか!」「面白いね!」

若手に対し、素直に「教えてくれ」と言えること。そして「君たちの世代は素晴らしい」と承認できること。 この**「可愛げ(チャーミングさ)」**を身につけたベテランは、若手から「相談したい先輩」「頼れるエルダー」として慕われるようになります。

第4章:人生の「羅針盤」を描き直す。Will(意志)の再発見ワークショップ

「会社のため」から「自分のため」へ

これまでは「会社のため」「家族のため」に働いてきました。 しかし、これからは「自分の人生の集大成」として働くフェーズです。 「やらされる仕事」ではなく「やりたい仕事」を見つけなければ、エネルギーは湧いてきません。

ライフ・シフト・マップ作成

合宿の後半では、これまでの人生(過去)を振り返り、これからの人生(未来)を設計するワークショップを行います。

模造紙に「人生のモチベーショングラフ」を描き、自分が一番輝いていた瞬間、一番辛かった瞬間を振り返ります。 そこから、自分の「価値観の源泉」を掘り起こします。

「俺は、人の喜ぶ顔を見るのが好きだったんだ」 「俺は、新しい仕組みを作ることに燃えていたんだ」

その源泉を、今の会社の業務や、社会貢献にどう結びつけるか。 「後輩の育成に全力を注ごう」 「長年の人脈を使って、新規事業の応援団長になろう」

会社から与えられた役割ではなく、自分で決めた役割(ミッション)。 それを見つけた時、彼らの表情は、定年間近の疲れた会社員から、希望に満ちた少年のように変化します。

第5章:【実録ケーススタディ】「妖精さん」が「守護神」に変わった日

事例1:大手金融機関(55歳役職定年者 30名)「セカンドキャリア研修」

  • 課題: 役職定年後、モチベーションを失い、窓際で時間を潰す社員が増加。若手への悪影響が懸念されている。
  • 実施内容:
    • Day1: 「焚き火・自分史語り」。肩書きを捨て、一人の人間として人生を語り合う。涙を流す参加者も。
    • Day2: 「地域課題解決ワーク」。長年の金融知識を使って、地元商店街の再生プランを考える。
  • 成果: 「自分のスキルはまだ社会の役に立つ」という自己効力感が回復。職場復帰後、若手のメンターとして自発的に動き出し、支店の雰囲気が明るくなった。

事例2:製造業(50代技術職 20名)「匠(タクミ)の伝承合宿」

  • 課題: 熟練技術者が、AIやロボット導入に抵抗。「俺たちの技術を盗む気か」と反発していた。
  • 実施内容:「デジタル×アナログ共創」
    • 若手エンジニアとペアを組み、熟練の技をデジタルでどう再現・保存するかを議論。
    • 実際にドローンやセンサーを使ってみる遊び(体験)。
  • 成果: 「デジタルは敵ではなく、俺たちの技を永遠に残すための道具だ」と理解。技術伝承プロジェクトが加速し、ベテランが積極的にデータを取るようになった。

事例3:総合商社(シニア社員・特命担当 10名)「生涯現役キャンプ」

  • 課題: 早期退職制度への応募が少なく、組織の新陳代謝が進まない。
  • 実施内容:「社外越境学習」
    • マグマリゾートの運営スタッフとして1日働き、接客や清掃を体験する。
    • 「商社」という看板が通じない世界で、自分の人間力を試す。
  • 成果: 「会社の看板がない自分」の現在地を知り、謙虚さを取り戻した。「会社にしがみつくのではなく、外でも通用する力を磨こう」と、リスキリングへの意欲が高まった。

まとめ:人生のピークは、これからだ

「老い」とは、衰退ではありません。成熟です。 ワインが熟成して芳醇な香りを放つように、ベテラン社員には、長い時間をかけて培った経験という「香り」があります。

それを「古臭い匂い」にしてしまうか、「芳醇な香り」として組織に還元するか。 それは、環境とマインドセット次第です。

マグマリゾートは、彼らがもう一度、人生の主導権を取り戻すための場所です。

「最近、あの人かっこよくなったよね」 「あんな風に歳を取りたいな」

若手が憧れるような「かっこいい大人」を、御社の中に増やしませんか? 人生100年時代。彼らの活躍こそが、企業の持続的成長の鍵を握っています。

家族旅行が待っています

この話はいかがでしたか?ぜひご家族と一緒に体験しに来てください。

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