管理職よ、野生に還れ。マグマ・リーダーシップ合宿

「上からは無理難題を押し付けられ、下からは不満をぶつけられる」 「プレイングマネージャーとして、自分の数字もチームの数字も追わなければならない」 「部下のメンタルケアに時間を取られ、自分のケアは後回しだ」

中間管理職。 それは、現代の企業組織において、最も負荷がかかり、最も孤独で、そして最も重要なポジションです。

経営層のビジョンを現場の言語に翻訳し、現場のリアリティを経営層にフィードバックする「結節点」。 この結節点が詰まってしまえば、どんなに優れた戦略も実行されず、現場の活力は失われます。

しかし、多くの企業で行われている管理職研修は、どうでしょうか。 「ハラスメント防止講座」「評価者トレーニング」「労務管理の基礎」。 これらはもちろん必要ですが、あくまで「守り」のスキルです。 管理職が本来担うべき「チームを熱狂させ、成果を最大化するリーダーシップ」は、座学やeラーニングでは身につきません。

疲れ切った顔でパソコンに向かい、承認印を押すだけの「管理者(Administrator)」を量産しても、組織は変わりません。 今、求められているのは、不確実な状況下でも旗を掲げ、メンバーを鼓舞できる「リーダー(Leader)」です。

そのためには、一度日常の重圧から解放され、彼ら自身の内側にある「情熱の火(マグマ)」を再点火する必要があります。

マグマリゾート。 活火山の麓、圧倒的な大自然。 ここは、疲弊した管理職の心身を癒やし、眠っていた「野生のリーダーシップ」を呼び覚ますための再生工場です。

鎧を脱ぎ、役割を忘れ、一人の人間に立ち返る。 そして、自分が本当にやりたかったことは何なのかを問う。

本記事では、板挟みで摩耗してしまった管理職を、組織を牽引する力強いリーダーへと変貌させる、マグマリゾート流・管理職研修の全貌を、4000文字超の熱量で描き出します。

第1章:プレイングからの脱却。「任せる」という恐怖との戦い

優秀なプレイヤーほど、ダメなマネージャーになる

多くの管理職は、プレイヤーとして優秀だったからこそ昇進しました。 「自分でやった方が早い」「部下のクオリティでは満足できない」。 その成功体験が邪魔をして、いつまでも仕事を抱え込み、部下の成長機会を奪い、自分自身を長時間労働へと追い込んでいます。 リーダーシップの第一歩は、「自分でやること」を手放し、「他者を通じて成果を出す」ことへのパラダイムシフトです。 しかし、これは口で言うほど簡単ではありません。「任せる」ことは、失敗のリスクを受け入れることであり、本能的に怖いことだからです。

マグマ・ブラインド・コマンド

マグマリゾートでは、この「任せる恐怖」を乗り越えるための強制的なアクティビティを行います。 例えば、目隠しをしたチームメンバーを、声だけで誘導してゴールまで導く「ブラインド・ナビゲーション」。

管理職(リーダー役)は、絶対に動いてはいけません。 手を出してはいけない。見えている情報を、的確な言葉で伝え、部下(メンバー役)を動かすしかない。

「あ、そこ危ない!」「もっと右!」 もどかしい時間が流れます。 自分で手を取って連れて行けば、数秒で終わる距離です。 しかし、それではゲームオーバーです。

「どう言えば伝わるのか?」 「相手は今、何を怖がっているのか?」

自分の手足を止めることで初めて、相手の状態を深く観察するようになります。 そして、部下が自分の言葉を信じて進み、ゴールした時の喜び。 「俺がやった」ではなく、「彼らがやってくれた」。 この成功体験が、プレイングへの執着を断ち切ります。 「信じて任せれば、人は動く」。 その手応えを身体で覚えた時、管理職は初めて「リーダー」の顔になります。

第2章:孤独の解消。同じ痛みを持つ「同志」との遭遇

上司にも部下にも言えない悩み

「弱音を吐けば、上司からは頼りないと思われる」 「部下に相談すれば、舐められるかもしれない」 管理職は、組織の中で最も孤独な存在です。 誰にも相談できず、一人で抱え込み、メンタル不調に陥るケースも少なくありません。 必要なのは、社内の利害関係を超えて、同じ立場で同じ苦しみを味わっている「同志」との横の繋がりです。

ピア・メンタリング・ウォーク

会議室でのディスカッションではありません。 森の中を、他部署の管理職と二人一組で歩きながら対話します。

「実は最近、年上の部下の扱いに困っていて…」 「分かるよ。俺も去年、それで胃潰瘍になりかけた」

歩くという行為が、会話のリズムを作ります。 隣を歩く相手は、評価者でもなければ、評価される対象でもありません。 ただの「同じ山を登る仲間」です。

「自分だけが辛いんじゃなかったんだ」 「みんな、同じ悩みを抱えながら戦っているんだ」

この共感(エンパシー)が、孤独感を溶かしていきます。 そして、互いの経験から解決策を教え合う。 「俺の時は、こうやって乗り越えたよ」。 教科書には載っていない、生きた知恵(実践知)の交換。 森から戻ってくる頃には、彼らの表情から悲壮感が消えています。 「何かあったら、あいつに相談しよう」。 組織図にはない、最強のセーフティネットがここに構築されます。

第3章:心理的安全性の醸成。鎧を脱いだリーダーが人を惹きつける

「完璧な上司」という幻想

「部下には隙を見せてはいけない」「常に正しくなければならない」。 昭和的なリーダー像に縛られている管理職は多いです。 しかし、完璧な人間などいません。 無理をして完璧を演じれば演じるほど、部下との距離は広がり、心理的安全性は低下します。 現代のリーダーに求められているのは、完璧さではなく、人間としての「真正性(オーセンティシティ)」です。

ボンファイア・バルネラビリティ

夜、焚き火を囲んでのセッション。 テーマは「私の最大の失敗」です。

自慢話は禁止。 過去に犯したミス、恥ずかしい経験、今の自分の弱さ。 それを、包み隠さずに語ります。

「昔、部下を追い込んで辞めさせてしまったことがあるんだ。今でも夢に見るよ」 「本当は、今のプロジェクトが怖くて仕方がないんだ」

炎の前で、管理職という鎧を脱ぎ捨て、弱さ(バルネラビリティ)をさらけ出す。 それを聞いた仲間たちは、批判するどころか、深く頷き、リスペクトの眼差しを向けます。 「自分の弱さを認められる人は、強い人だ」。

この体験を、現場に持ち帰るのです。 「実は俺も分からないんだ。一緒に考えてくれないか?」 そう言えるようになったリーダーを、部下は放っておきません。 「部長が困ってるなら、私たちが支えますよ!」 弱さを見せることで、チームの結束力が強まる。 その逆説的な真理を、焚き火の熱と共に心に刻みます。

第4章:ビジョンの再構築。KPIの奴隷から「意味の語り部」へ

「なぜ」を語れないリーダー

「今期の目標は〇〇だ。達成しろ」。 部下に数字だけを押し付けていませんか? それは「管理」であって「リーダーシップ」ではありません。 人は、数字のためには動けませんが、意味のためなら動けます。 「なぜ、我々はこの仕事をするのか」。 その物語(ナラティブ)を語ることこそが、リーダーの最大の責務です。

サンセット・ビジョニング

夕暮れ時、空と森がドラマチックな色に染まる時間帯。 絶景を前にして、自分の言葉でビジョンを語るトレーニングを行います。

会社から降りてきた中期経営計画書を読み上げるのではありません。 それを自分の中で噛み砕き、自分の魂の色を乗せて語るのです。

「会社はこう言っている。でも、俺は個人的にこう思っている」 「俺たちがこの製品を届けることで、こんな笑顔を作りたいんだ」

最初はぎこちなくても、大自然のエネルギーに触発され、言葉に熱が帯びてきます。 「そうだ、俺は本来、こういうことがしたくて管理職になったんだった」。 忘れていた初心、仕事への誇り。

数字の管理マシーンから、熱い想いを語る「語り部」へ。 リーダーが熱狂すれば、その熱は必ず部下に伝播します。 ここで紡ぎ出した言葉は、明日からの朝礼で、部下たちの目の色を変える魔法の言葉となるはずです。

第5章:覚悟の固定化。明日からの「一歩」を決める

研修ハイで終わらせない

合宿で気持ちが高まっても、日常に戻れば、またメールの山とトラブル対応が待っています。 「いい研修だったな」という思い出で終わらせないために、具体的な行動変容へのコミットメントが必要です。 感情を、行動へ。熱狂を、習慣へ。

アンカー・レター

最終日の朝、朝日の中で自分自身への手紙を書きます。 宛先は「半年後の自分」。

「部下の話を遮らずに聞いたか?」 「自分の言葉でビジョンを語り続けているか?」 「プレイングに逃げていないか?」

今の決意を、未来の自分への問いかけとして記す。 そして、明日から始める「たった一つの行動(スモール・ステップ)」を宣言します。 「毎日、部下全員に『ありがとう』と言う」 「週に一度は、PCを閉じて未来を考える時間を取る」

大それた目標でなくていい。 確実に実行できる小さな約束。 それを、仲間たちの前で誓います。

「見ていてくれ。俺は変わる」。 その顔にもう、疲れ切った中間管理職の影はありません。 自らの足で立ち、チームを導こうとする、頼もしいリーダーの顔があります。

まとめ:管理職が変われば、組織は変わる

組織の活力は、管理職の活力で決まります。 彼らが元気でなければ、部下が元気になるはずがありません。 彼らが夢を語らなければ、部下が夢を見るはずがありません。

マグマリゾートでの管理職研修は、スキルを教える場ではありません。 彼らの心に溜まった澱(おり)を洗い流し、消えかけていた情熱の種火に、大量の酸素を送り込む場です。

「うちの課長、なんか変わったな」 「最近、部長と話すのが楽しい」

現場からそんな声が聞こえてきた時、御社の組織変革は本物になります。

管理職を、孤独な「調整役」から、熱狂的な「扇動者」へ。 組織の要(かなめ)を鍛え直す、本気の2日間。

皆様のお越しを、心よりお待ちしております。

家族旅行が待っています

この話はいかがでしたか?ぜひご家族と一緒に体験しに来てください。

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